吉岡徹治『メジャーで勝つことが自分のゴールだ！by關天朗(14歳)』

メジャーで勝つことが自分のゴールだ！by關天朗(14歳)

『マスターズ初日に14歳の關天朗君は１オーバー』

　早安！アジア滞在の最終日は台湾のホテルで早朝からマスターズ観戦

　教師を辞めて独立してからは、毎年これが楽しみですね！勤めていたら
　見れないからね・・・

　さて、今年のマスターズ委員会は選手の招待基準を大きく変えたことが
　話題となっています。

　その選考基準を一言で言うと、「You win, you’re in！（勝てば来られるよ！）」
　
　今までは、PGAツアーの賞金ランキング30位以内の選手や、メジャーの8位以内
　の選手、マスターズの16位以内の選手が招待されていたのですが、それが大きく　
　代わり、2014年からは、賞金ランキングの招待の規定はなくなり、メジャーも
　4位以内、前年度のシードも12位までとなりました。

　代わりに、ツーア選手権以降のフォールシリーズの優勝者も招待されるなど、
　一言で言うと「勝てば来られる！」方式に変わったようです。

　これに関しては様々な意見があるようですが、スネデカーが言うように

「ここに来ていいプレーをすればいいことだよ。それマスターズを盛り上げる
　ことにもなるんだからね！」

　と選考基準も分かりやすくなったという選手もいますね。でも、さらにいい
　プレーをしないとマスターズには来れないと感じているようです。

　でも、若い選手にもチャンスは広がってさらに面白くなるかもしれません。

　

詳細→Players unfazed by changes in Masters qualifications

　さて、14歳の關天朗(Guān tiān lǎng)君のマスターズ初日は1オーバーと
　素晴らしいプレーでした。

　19歳でマスターズに出場したマテオ・マナセロのプレーが霞むほどでしたね。

　初日の彼のプレーには同伴競技者のベンクレンショーも、彼の上手さに舌を
　巻いたようで・・・

　例えば、池に入れたあとドロップエリアからぴたりと寄せてボギーで切り抜け
　た11番やグリーン奥から60度のウェッジであわや入るか！というアプローチ
　を見せた6番や17番では思わず

「おいおい！大人をからかってるのかい？」

　とばかりに手を広げて観客におどけてみせたようです。

　クレンショー曰く

「彼は、４回は繊細で素晴らしいピッチショットを魅せてくれたね！」

　とプレー後も14歳の中学生のプレーをほめちぎっていたようです。

　でも、彼のこういった卓越したアプローチは、自分で練習しているようで、
　１年間に3ヶ月間は米国に滞在しての練習をしていて、中国でもゴルフ場に
　アプローチの練習だけしにいくことも珍しくないようですね。
　
　プレー後のインタビューでも

「メジャーで勝つことが自分のゴールであり、出来れば１年間に４回メジャー
　に勝ちたい！（グランドスラムを達成したい）」
　
　とはっきりと答えていたようです。

　明日からの彼のプレーとアマチュア選手等のプレーにも注目です！

詳細→Boy wonder Guan wows his elders with 73

【マスターズ初日のアマチュア選手の成績とスイング】

　◎Tianlang Guan（14歳）：＋1　※2012アジアアマチュアチャンピオン