では、アジアのチャレンジツアーならいくら稼げるのか？

『アジアンディベロップメントツアー( ADT)開幕！』

　サワディーカップ！

　バンコクの空港の空き時間にコラムをアップ！

　Visaも切れるので今日から一度出国して中国にいってくるよ！

　さて・・・

　このコラムでもたびたび紹介しているADTがマレーシアで開幕しました。
　日本からも若い選手達が参戦していますね。
　
　日本のQスクールは、ファイナル予選会の順位で繰り上げ出場も回ってきますが、
　アジアンツアーでは、40位タイとそれ以下ではまったく待遇が違って来ます。

　40位以下の選手はアジアンツアーに繰り上げで出場は出来ないのです。
　
　なので、こういった下部ツアー（ADT）で賞金ランキング上位3名に入ってシード
　を目指す選手もいます。

　では、この初戦でいくらくらい稼げるのかというと？

　【PGM CCM Rahman Putra Masters】
　優勝-11　賞金＄11,375（105万円）
　10位-5　賞金＄1,283（12万円）
　20位-1　賞金＄692（6.4万円）
　30位＋1　　賞金＄526（4.8万）
　40位＋5　　賞金＄392（3.6万円）
　50位＋7　　賞金＄308（2.8万円）

　と移動費や宿泊費を20～30万かけていってもほとんど赤字ですね。。。


詳細→2012MYANMAR OPEN Final Results And Earnings

　ミャンマーオープンでは30位で経費がトントンですから、いかにシード権が
　大切なのかが分かります。

　アジアでは自国で試合がないので、移動を余儀なくされて、結果年間の経費だけで
　300～500万円近くはかかってしまいます。
　
　やはり、アジアではゴルフは裕福層のスポーツで、一般の家庭の子には手の届く
　スポーツではありませんね。

　稼げるようになるまでは、こういった試合に出続けて経験を積むしかないのです
　から・・・

　なので、毎度お金の話をして恐縮ですが、才能のある選手にはいかに教えるかでは
　なく、まずはいかに経費のサポートをするかが大切だと思っています。

　限られた期限内にいかに結果を出して、周囲に見切られないようにするか？ゴルフ
　も時間との戦いなのかも知れませんね。

（実はこの世界、才能に限界を感じる以上に経費が持たない選手から徐々に撤退して
　いくのです。）

　ということで、中里プロにも東京に戻ったらしっかりとスポンサーさんに挨拶をし
　て来いと伝えてあります。

　皆さんの期待に応えられるようにこの１年でしっかりと結果を出して欲しいものです。

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