吉岡徹治『中国ジュニアゴルフ事情その５”ジュニアゴルフ人口は？」”』

中国ジュニアゴルフ事情その５”ジュニアゴルフ人口は？」”

『中国ジュニアゴルフ事情その５”ジュニアゴルフ人口は？」”』

　では、実際のところジュニアのゴルフ人口はどれくらいなのか？

　今回、深圳ゴルフ協会の招待で深圳まで行って来たので、その辺の
　ところも聞いてみたところ・・・

「深圳の協会で本格的にやっている子は６０人くらいですね。北京
　広州、上海、深圳がジュニアのゴルフの盛んな場所になりますが、
　あわせても1000人くらいではないでしょうか。」

　ということでした。

　韓国のジュニアは3000人は、やっているらしいですから、まだその数は
　少ないようです。

　今、HSBCやボルボを始め、中国の富裕層向けにゴルフのトーナメント
　を始める企業も増えてきましたが、意外に中国国内の企業やは、ゴルフ
　んスポンサーには興味はないようです。

　その理由は、一般の人にはまだ、ゴルフは浸透していなく、政府も贅沢
　なスポーツとしとしてしか見ていない為だというとこらしいですね。

　彼ら曰く

「聞いた話では、日本は1000万人くらいはゴルフをやるようですね。それは
　日本の人口の10％にあたる数字ですから、スポンサーする価値もあります。」

「でも、中国のゴルフ人口は、全人口（14億人）の0.1％にも満たないのです。
　1％に普及したら1400万人ですからね。なので、中国でゴルフが普及するの
　にはまだまだ時間がかかります。」
　
　という話でした。

　さらに・・・

「今、中国で開催されているトーナメントはわずか6試合です。これから、中国
　でトーナメントが増えるまでは、海外の試合を目指して練習するしかありませ
　ん。」

　と決意のほども語ってくれました。
　
　しかし、一部のゴルフ好きな人は、猛烈な勢いでゴルフをやっている事も事実
　です。

　今後、中国の世界のトーナメントから活躍する選手が出てくれば、一気に
　国を挙げて盛り上がってくるのかもしれません。

　写真は、中国特別区の中でも特に裕福な人しか入る事が出来ない区域にある
　カフェや、深圳のど真ん中にあるゴルフ場の写真です。

　まるで、イタリアのポルトフィーノの街並をそのまま作ったようですね。

　深圳地区は、人口を調節する為に中国からは自由に出入りが出来ないように
　各地に検問があります。

　ここで、出来る人は中国でもほんの人握りの裕福な人たちなのです。