アジアン・ツアー写真をアップ!
『アジアン・ツアー写真をアップ!』
詳細レポートは1/16配信のメルマガにて!
1. 週刊ゴルフ批評
2012年シーズンは宮崎からタイに移って来ました。ここはアジアン・
ツアーのQスクールが開催されるホアヒンという街です。ここに10日ほど滞在して、アジアン・ツアーの様子もレポートします。
『アジアン・ツアーQスクールレポート』
今週の週刊ゴルフ批評は、タイのホアヒンからアジアン・ツアーのレポートをお届けする。アジアン・ツアーは、ヨーロッパ・ツアーと共同開催となって以来、若手の選手達にとっては、まさに夢への第一歩となっている。韓国のノ・ソンヨル選手のように、アジアン・ツアーで力を付けてPGAツアーへの足掛かりを築いて来た選手も少なくない。日本のJGTOツアーも2013年にはブルネイでアジアン・ツアーとの共同開催の試合を行うことで準備を進めているというように、今後は、中国やタイなどアジア各国と協力して、日本のプロゴルフツアーは拡大していくものと考えられる。さらに、将来的には、米国PGAツアーとヨーロピアン・ツアー、アジア・ツアーの3大ツアーに拡大していくものと考えられる。若い選手達を預かる我々としては、将来を見据えてアジアへの足がかりを、支援していくつもりだ。今後、タイのアジアン・ツアーに行こうと考えているみなさんのためになるような情報を書いておくので参考にして欲しい。
さて、2012年の今年は、アジア進出への元年と位置づけて、ここタイで開催されるアジアンツアーQスクールへとやって来た。ゴルフジャーナリスト1年生として、活動する最初の仕事としてアジアン・ツアーレポートをまずはお届けする。
~★★★★2日間で予選落ちしてもお金(12万円)は戻って来ない。~
まずは今年の1次予選のエントリーリストである。1次予選の会場は、3カ所に分かれていて各会場の上位20名が、ファイナルへと進出出来るようになっている。日本人選手だけもレイクビューに20名、マジェスティックに38名、スプリング・フィールドに21名の計79名が参加している。もちろん、他国からも大勢参加していて多国籍軍の戦いと言った様相である。詳しくは、下記のサイトをご覧いただきたい。
http://www.asiantour.com/news.aspx?sid=20120104331858640788
また、アマチュア選手もハンディ2.4以下であれば出られる為、今後はさらに参加者も増えていくと予想される。事実、私が宿泊しているビーチ・リゾートホテルも日本人の若い選手達でいっぱいである。朝のバイキングですれ違う時に、私の顔を知っていて、チラチラ見ている選手もいる。タイから250kmあって3時間もかかる閑静なリゾート地が、この時期だけはゴルファーでいっぱいになるのであるからちょっと不思議な光景であるかも知れない。ところで、出場の為のエントリーは、意外に簡単である。申し込みフォームに記入をして、 FAXもしくはE-mailに添付して事務局に送って、送金するだけである。ただし、エントリー・フィーはかなり高いので覚悟しておくと良い。さて、そのエントリー・フィーであるが、1600ドルである。円高とはいえ12万8000円也!これで、ファーストステージの練習ラウンドの2日分とファーストステージの本戦4日分のプレー代金、さらにファイナルステージのすべての費用が含まれるのだが、実は、予選落ちしてもお金は戻らない。ファーストステージは2日間でカットされてそこで終われば、12万なにがし円はパーとなるのだ・・・あー初日やってしまったらここまで何しに来たのかと思うのであろう。(この原稿を書いている水曜日の時点では、たぶん4日間のカットラインはイーブンパーになりそうである。)
お金の話をしてみると、エントリー・フィー12万以外に、飛行機代金は7万5000円前後、ホテル代は一週間で43000円ほど、さらに移動のタクシー代(往復1000バーツは2500円くらい)や食事代(500バーツくらいか?)、キャディフィー(1000バーツ)となっている。バンコクの空港から、ホアヒンまでは片道2000バーツ(6000円ほど)なども入れていくとあっというまに20万以上はかかってしまうのである。(ファイナルまでいくと30万以上はかかる。)この辺の、“最初に全部取り”が実は、ビジネスになっていて「運営も大変なんだなー」と感じてしまう、エントリーのシステムである。
~★★★こっちは結構適当である~
あえて大々的に書いてしまったが、結構なんでもありの緩い国である。例えば、予選会場が、私が申し込んだ2名の選手で違ってしまったので、メールで会場の変更をお願いしたところ、あっさりと受け入れられた。予選会とはいえ試合もついてみることができるし、家族で話しながらラウンドしているゆるさが、いかにもアジアらしい。ラウンドを終えて1時間300バーツのマッサージでも受けながら、明日も頑張るか!くらいの感じで来ないと、なんかひとりだけ浮いた存在にもなりかねないのが笑える。
試合中にフェアウェイの排水溝が落ちていて「地面に穴があいていてたいへんだぞ!」とキャディに言っても「ダイジョーブ」とか言ってるし、試合中に隣で、野焼きをやっていて風にあおられてフェアウァイが、煙だらけになって中断したりしている・・・笑えないくらいに火もデカくて、競技委員も隣の畑のおやじに文句言っていた。
【野焼き写真】
http://magicgolf.co.jp/blog/img_7538.jpg
他にも緩い感じのところはいろいろあり、たとえば、歩行者用の信号機はない。車の切れ間を見て勝手に渡っていくのである。バス停も適当である。手を挙げたら停まってくれるし、ベルを鳴らしたらどこで停まってくれる。ただし、「バスを下りて車道側に出て、事故にあったら自己責任」と書いてある。タイは、日本では、もう過去の言葉になった“自己責任”の国なのだ。
【10バーツの乗り合いバス】
http://magicgolf.co.jp/blog/img_7537.jpg
ホテルから程近くには、ナイトマーケットなる観光地がある。夜店が集まっている屋台村みたいな場所で観光客で、賑やかである。ここでも“マイペンライ”大丈夫というより適当で良いよという感じだ。例えば「これいくら?」と聞くと「950バーツだ」という。「高いね?500なら買うよ」と言うと「とんでもない!」と答える。「じゃいいや」と店を出ようとすると「500で良いよ」と追いかけてくる始末である。タイでは決して言い値でモノを買ってはいけないらしい。ちなみにこの屋台にあるブランド品はすべてバッタものである。おおらかというか、憎めないというか・・・ニコニコしながらバッタものを売ろうとする様は流石、笑顔の国である。でも、不思議と彼ら憎めないんだなー。
このように、この気候の中に2~3日いるだけで「日本も、もうちょっとゆるい感じでもいいんじゃないか」と、思うからタイは不思議な国である。
★ ★★若い連中も結構頼もしい。
今回の遠征は、若い選手達に何でもやってやらずに自分たちでやらせてみている。試合会場までの送迎タクシーの往復も、二人で1500バーツであるが、スタート時間がずれると別々にいかなければならなくなる。そうなると、「一人で750バーツでいってもらうか?交渉してみる。」とか言い出している。結局、大会の指定のタクシーは、融通が利かずに、ホテルのフロントで交渉して「1000バーツで往復できるように話してきた」と胸を張っていた。(実際は、筆談と日本語で交渉したようであるが)さらに、「英語が話せないとお金をボラれそうになるからこれから勉強しないと!」とも話していた。「英語でペラペラと条件交渉の出来る私が、ちょっと羨ましい。」とのことだ。でも、少しずつ頼もしくなって来た感じもするぞ。これから世界を転戦して、いろんなことを乗り越えるにはゴルフだけでなくて+アルファが出来なくてはならない。ちなみに、近くのショッピングモールまで彼らは片道100バーツで乗り合いタクシーに交渉したと話していたが、私は乗り合いの路線バスを使って片道10バーツで往復している。一階だった部屋も最上階の眺めのいい部屋に変えてもらったりもした。交渉能力と情報の収集力は、まだまだ私が上のようである。
★ ★★★★SimフリーのiPhoneが使える!
前回タイに来た時に、上手くいかなくて困ったことの一つにインターネット接続があった。「街のWiFiでなんとかなるか?」とタカをくくって来たのだが、これが接続出来ずに、iPhoneは使用不可に。クレジットのSimを買ったらなぜか一日で全部クレジットがなくなってしまいワケが分からず結局諦めてしまった。その後、米国や台湾でいろいろと試行錯誤して、今回再チャレンジしたのが、インターネットSimカードの購入作戦である。こちらについて早速、マーケットビレッジなるモールに行って携帯電話会社に出向く。
【タイの携帯電話会社Telewiz】
http://magicgolf.co.jp/blog/img_7539.jpg
「電話は使えなくてもいいか?」と聞かれて「構わない」ということで、AISの“Freedom”というインターネットSimを一ヶ月950バーツで契約して、お姉さんがセッティングしてくれる。これで、日本円で3000円くらいで一ヶ月間インターネットがつなぎ放題となった。
SimフリーのiPhoneは“テザリング”というパーソナル・スポットの機能が使えるため、これでiPhoneをデータカード代わりに使うことができる。ホテル以外でも、街のカフェで仕事ができるようになったのだ。ゴルファーとして世界中で旅をするには、こういったネット環境に強くなくてはいけない時代だ。ラップトップ(ノートパソコン)は、当然世界中で売っているMacをお勧めするし、携帯もiPhoneだとどこにでもある。ちなみにSimフリー版(アンロックと言えば通じる)のiPhone4Sはこちらでは、22450~26000バーツである。そろそろボタンにもガタが来たので日本円で、62500円は高い買い物だが買って帰ろうかと思っている。これ一台で世界中どこでも仕事ができるのであれば、買い替えてもいいかも知れない。作戦が成功して嬉しかったので、この話題は★5つである。
★ ★★★洗濯はランドリーに頼むと良い。
街の中にはランドリー(Laundry)がたくさんある。靴下が10バーツ(25円くらい)パンツも20バーツ(50円)Tシャツ30バーツ、などなどたくさん出しても日本の1/10くらいの値段である。実は、来月から一ヶ月タイのパタヤに滞在する為に、洗濯はどうしようかと考えていたのだが、まとめてクリーニングに出すことに決めた。週に一度回収して、車で街のランドリーに持っていけば良い。ちなみにホテルのランドリーは、やや値段も高めなのだが、朝出したらなんと夕方出来上がって来た!5日分のシャツや下着全部で150バーツ。めちゃ早いし、しかも安いので忙しい時には取りにいく手間が省ける分だけこちらも重宝する。これも良い作戦であるから★4つだ!
★ ★★“BAM BANレストラン”が美味い!
街のレストランは、どこも安くて美味い。一品が100バーツくらいで、3人で1000バーツも食べたらお腹がいっぱいになる。今後、アジアン・ツアーのQスクールでホアヒンの街にはたびたび来ることになるので、近場のレストランをいろいろと散策している。通りを歩いていると、なぜかいつも満員のレストランを発見!“BAM BANレストラン”である。数回通り過ぎて気になったので試しに入ってみると、なるほど確かに安くて美味い!チャーハンは60バーツ、トムヤムクンも120バーツ、タイカレーも80バーツなどやたらに安くてしかも美味いのである。チャーハンなど絶品であった!こういったレストランを見つけておくのも、遠征先での大切な仕事である。友人のトレーナーの菅原くんに話を聞いたのだが、女子選手のサポートの大切な仕事は、晩ご飯のレストランを探すことだそうである。晩ご飯がまずいと、モチベーションも下がるらしいのだ。ということで、今日も散策してステーキ屋で人気のある店と、イタリアンやピザの美味い店を物色しておいた。たかが食事ということなかれ。遠征先の重要なアイテムのひとつである。
【BAM BANレストラン】
http://magicgolf.co.jp/blog/img_7540.jpg
★ ★★ブラックマウンテンGCが最高らしい
ホアヒンはゴルフ銀座である。試合会場以外にも良いゴルフ場がたくさんある。今回は、試合会場になくて行けなかったのであるが、こちらの人の話によると、ゴルフ場はブラックマウンテンGCが最高なのだそうだ。2010年に欧州選抜vsアジア選抜の試合が開催されたときのコースで、欧州選抜のキャプテンは、昨年亡くなったセベ・バレステロス氏でした。この名門コースを2300バーツでプレー出来るのは、ゴルファーにとっては、幸せの極みか?「ホアヒンに来たら一度は行ってこい」とホテルの支配人から勧められたので皆さんにもご紹介する。今度、来る時はゴルフクラブを持って来てプレーしてみようか!
【ブラックマウンテンGC】
http://magicgolf.co.jp/blog/img_7541.jpg
http://www.thailandtravel.or.jp/detail/sightseeing/?no=286
ということで、タイに来て一週間が経とうとしている。今回一緒に来た二人の十代の選手は、異国の生活が楽しくて仕方ないらしく、試合の緊張感もそこそこで過ごしているようだ。私も「まあ最初の海外試合はこんな感じでいいかな」と思っている。今後、少しずつ教えていって徐々にプロの自覚が芽生えて来てくれることを密かに期待している。また、中里プロは去年に引き続き、中山君は今年からマジックのコーチとして、ジュニア共々面倒を見ていこうと考えている。ということで、若い皆さんの将来の応援ができれば幸いである。
【中里プロと中山君をみなさんよろしく!】
http://magicgolf.co.jp/blog/img_7542.jpg
PS
今朝、家族からメールがありどうも体調がすぐれないとのことで、緊急に帰国することにしました。
今日はゴルフ場にいったものの車中でメールをみて、急いでホテルに引き返して、宿泊をキャンセルするやら、明日の送迎の手配やら、飛行機のチケットのの手配に追われました。家族の支えあってのこの仕事ですから、また、体調を整えて来シーズンのキャンプに備えたいと思っています。
ということで、寒い日本に戻るぞ・・・
『Magic的部落格中文也可看到喔!』ここをクリック▶
はこちらをクリック▶
Contact MAGIC/TEL:03-6804-1295/FAX:03-6804-1296
E-mail:infomagicjga@gmail.com
詳細レポートは1/16配信のメルマガにて!
1. 週刊ゴルフ批評
2012年シーズンは宮崎からタイに移って来ました。ここはアジアン・
ツアーのQスクールが開催されるホアヒンという街です。ここに10日ほど滞在して、アジアン・ツアーの様子もレポートします。
『アジアン・ツアーQスクールレポート』
今週の週刊ゴルフ批評は、タイのホアヒンからアジアン・ツアーのレポートをお届けする。アジアン・ツアーは、ヨーロッパ・ツアーと共同開催となって以来、若手の選手達にとっては、まさに夢への第一歩となっている。韓国のノ・ソンヨル選手のように、アジアン・ツアーで力を付けてPGAツアーへの足掛かりを築いて来た選手も少なくない。日本のJGTOツアーも2013年にはブルネイでアジアン・ツアーとの共同開催の試合を行うことで準備を進めているというように、今後は、中国やタイなどアジア各国と協力して、日本のプロゴルフツアーは拡大していくものと考えられる。さらに、将来的には、米国PGAツアーとヨーロピアン・ツアー、アジア・ツアーの3大ツアーに拡大していくものと考えられる。若い選手達を預かる我々としては、将来を見据えてアジアへの足がかりを、支援していくつもりだ。今後、タイのアジアン・ツアーに行こうと考えているみなさんのためになるような情報を書いておくので参考にして欲しい。
さて、2012年の今年は、アジア進出への元年と位置づけて、ここタイで開催されるアジアンツアーQスクールへとやって来た。ゴルフジャーナリスト1年生として、活動する最初の仕事としてアジアン・ツアーレポートをまずはお届けする。
~★★★★2日間で予選落ちしてもお金(12万円)は戻って来ない。~
まずは今年の1次予選のエントリーリストである。1次予選の会場は、3カ所に分かれていて各会場の上位20名が、ファイナルへと進出出来るようになっている。日本人選手だけもレイクビューに20名、マジェスティックに38名、スプリング・フィールドに21名の計79名が参加している。もちろん、他国からも大勢参加していて多国籍軍の戦いと言った様相である。詳しくは、下記のサイトをご覧いただきたい。
http://www.asiantour.com/news.aspx?sid=20120104331858640788
また、アマチュア選手もハンディ2.4以下であれば出られる為、今後はさらに参加者も増えていくと予想される。事実、私が宿泊しているビーチ・リゾートホテルも日本人の若い選手達でいっぱいである。朝のバイキングですれ違う時に、私の顔を知っていて、チラチラ見ている選手もいる。タイから250kmあって3時間もかかる閑静なリゾート地が、この時期だけはゴルファーでいっぱいになるのであるからちょっと不思議な光景であるかも知れない。ところで、出場の為のエントリーは、意外に簡単である。申し込みフォームに記入をして、 FAXもしくはE-mailに添付して事務局に送って、送金するだけである。ただし、エントリー・フィーはかなり高いので覚悟しておくと良い。さて、そのエントリー・フィーであるが、1600ドルである。円高とはいえ12万8000円也!これで、ファーストステージの練習ラウンドの2日分とファーストステージの本戦4日分のプレー代金、さらにファイナルステージのすべての費用が含まれるのだが、実は、予選落ちしてもお金は戻らない。ファーストステージは2日間でカットされてそこで終われば、12万なにがし円はパーとなるのだ・・・あー初日やってしまったらここまで何しに来たのかと思うのであろう。(この原稿を書いている水曜日の時点では、たぶん4日間のカットラインはイーブンパーになりそうである。)
お金の話をしてみると、エントリー・フィー12万以外に、飛行機代金は7万5000円前後、ホテル代は一週間で43000円ほど、さらに移動のタクシー代(往復1000バーツは2500円くらい)や食事代(500バーツくらいか?)、キャディフィー(1000バーツ)となっている。バンコクの空港から、ホアヒンまでは片道2000バーツ(6000円ほど)なども入れていくとあっというまに20万以上はかかってしまうのである。(ファイナルまでいくと30万以上はかかる。)この辺の、“最初に全部取り”が実は、ビジネスになっていて「運営も大変なんだなー」と感じてしまう、エントリーのシステムである。
~★★★こっちは結構適当である~
あえて大々的に書いてしまったが、結構なんでもありの緩い国である。例えば、予選会場が、私が申し込んだ2名の選手で違ってしまったので、メールで会場の変更をお願いしたところ、あっさりと受け入れられた。予選会とはいえ試合もついてみることができるし、家族で話しながらラウンドしているゆるさが、いかにもアジアらしい。ラウンドを終えて1時間300バーツのマッサージでも受けながら、明日も頑張るか!くらいの感じで来ないと、なんかひとりだけ浮いた存在にもなりかねないのが笑える。
試合中にフェアウェイの排水溝が落ちていて「地面に穴があいていてたいへんだぞ!」とキャディに言っても「ダイジョーブ」とか言ってるし、試合中に隣で、野焼きをやっていて風にあおられてフェアウァイが、煙だらけになって中断したりしている・・・笑えないくらいに火もデカくて、競技委員も隣の畑のおやじに文句言っていた。
【野焼き写真】
http://magicgolf.co.jp/blog/img_7538.jpg
他にも緩い感じのところはいろいろあり、たとえば、歩行者用の信号機はない。車の切れ間を見て勝手に渡っていくのである。バス停も適当である。手を挙げたら停まってくれるし、ベルを鳴らしたらどこで停まってくれる。ただし、「バスを下りて車道側に出て、事故にあったら自己責任」と書いてある。タイは、日本では、もう過去の言葉になった“自己責任”の国なのだ。
【10バーツの乗り合いバス】
http://magicgolf.co.jp/blog/img_7537.jpg
ホテルから程近くには、ナイトマーケットなる観光地がある。夜店が集まっている屋台村みたいな場所で観光客で、賑やかである。ここでも“マイペンライ”大丈夫というより適当で良いよという感じだ。例えば「これいくら?」と聞くと「950バーツだ」という。「高いね?500なら買うよ」と言うと「とんでもない!」と答える。「じゃいいや」と店を出ようとすると「500で良いよ」と追いかけてくる始末である。タイでは決して言い値でモノを買ってはいけないらしい。ちなみにこの屋台にあるブランド品はすべてバッタものである。おおらかというか、憎めないというか・・・ニコニコしながらバッタものを売ろうとする様は流石、笑顔の国である。でも、不思議と彼ら憎めないんだなー。
このように、この気候の中に2~3日いるだけで「日本も、もうちょっとゆるい感じでもいいんじゃないか」と、思うからタイは不思議な国である。
★ ★★若い連中も結構頼もしい。
今回の遠征は、若い選手達に何でもやってやらずに自分たちでやらせてみている。試合会場までの送迎タクシーの往復も、二人で1500バーツであるが、スタート時間がずれると別々にいかなければならなくなる。そうなると、「一人で750バーツでいってもらうか?交渉してみる。」とか言い出している。結局、大会の指定のタクシーは、融通が利かずに、ホテルのフロントで交渉して「1000バーツで往復できるように話してきた」と胸を張っていた。(実際は、筆談と日本語で交渉したようであるが)さらに、「英語が話せないとお金をボラれそうになるからこれから勉強しないと!」とも話していた。「英語でペラペラと条件交渉の出来る私が、ちょっと羨ましい。」とのことだ。でも、少しずつ頼もしくなって来た感じもするぞ。これから世界を転戦して、いろんなことを乗り越えるにはゴルフだけでなくて+アルファが出来なくてはならない。ちなみに、近くのショッピングモールまで彼らは片道100バーツで乗り合いタクシーに交渉したと話していたが、私は乗り合いの路線バスを使って片道10バーツで往復している。一階だった部屋も最上階の眺めのいい部屋に変えてもらったりもした。交渉能力と情報の収集力は、まだまだ私が上のようである。
★ ★★★★SimフリーのiPhoneが使える!
前回タイに来た時に、上手くいかなくて困ったことの一つにインターネット接続があった。「街のWiFiでなんとかなるか?」とタカをくくって来たのだが、これが接続出来ずに、iPhoneは使用不可に。クレジットのSimを買ったらなぜか一日で全部クレジットがなくなってしまいワケが分からず結局諦めてしまった。その後、米国や台湾でいろいろと試行錯誤して、今回再チャレンジしたのが、インターネットSimカードの購入作戦である。こちらについて早速、マーケットビレッジなるモールに行って携帯電話会社に出向く。
【タイの携帯電話会社Telewiz】
http://magicgolf.co.jp/blog/img_7539.jpg
「電話は使えなくてもいいか?」と聞かれて「構わない」ということで、AISの“Freedom”というインターネットSimを一ヶ月950バーツで契約して、お姉さんがセッティングしてくれる。これで、日本円で3000円くらいで一ヶ月間インターネットがつなぎ放題となった。
SimフリーのiPhoneは“テザリング”というパーソナル・スポットの機能が使えるため、これでiPhoneをデータカード代わりに使うことができる。ホテル以外でも、街のカフェで仕事ができるようになったのだ。ゴルファーとして世界中で旅をするには、こういったネット環境に強くなくてはいけない時代だ。ラップトップ(ノートパソコン)は、当然世界中で売っているMacをお勧めするし、携帯もiPhoneだとどこにでもある。ちなみにSimフリー版(アンロックと言えば通じる)のiPhone4Sはこちらでは、22450~26000バーツである。そろそろボタンにもガタが来たので日本円で、62500円は高い買い物だが買って帰ろうかと思っている。これ一台で世界中どこでも仕事ができるのであれば、買い替えてもいいかも知れない。作戦が成功して嬉しかったので、この話題は★5つである。
★ ★★★洗濯はランドリーに頼むと良い。
街の中にはランドリー(Laundry)がたくさんある。靴下が10バーツ(25円くらい)パンツも20バーツ(50円)Tシャツ30バーツ、などなどたくさん出しても日本の1/10くらいの値段である。実は、来月から一ヶ月タイのパタヤに滞在する為に、洗濯はどうしようかと考えていたのだが、まとめてクリーニングに出すことに決めた。週に一度回収して、車で街のランドリーに持っていけば良い。ちなみにホテルのランドリーは、やや値段も高めなのだが、朝出したらなんと夕方出来上がって来た!5日分のシャツや下着全部で150バーツ。めちゃ早いし、しかも安いので忙しい時には取りにいく手間が省ける分だけこちらも重宝する。これも良い作戦であるから★4つだ!
★ ★★“BAM BANレストラン”が美味い!
街のレストランは、どこも安くて美味い。一品が100バーツくらいで、3人で1000バーツも食べたらお腹がいっぱいになる。今後、アジアン・ツアーのQスクールでホアヒンの街にはたびたび来ることになるので、近場のレストランをいろいろと散策している。通りを歩いていると、なぜかいつも満員のレストランを発見!“BAM BANレストラン”である。数回通り過ぎて気になったので試しに入ってみると、なるほど確かに安くて美味い!チャーハンは60バーツ、トムヤムクンも120バーツ、タイカレーも80バーツなどやたらに安くてしかも美味いのである。チャーハンなど絶品であった!こういったレストランを見つけておくのも、遠征先での大切な仕事である。友人のトレーナーの菅原くんに話を聞いたのだが、女子選手のサポートの大切な仕事は、晩ご飯のレストランを探すことだそうである。晩ご飯がまずいと、モチベーションも下がるらしいのだ。ということで、今日も散策してステーキ屋で人気のある店と、イタリアンやピザの美味い店を物色しておいた。たかが食事ということなかれ。遠征先の重要なアイテムのひとつである。
【BAM BANレストラン】
http://magicgolf.co.jp/blog/img_7540.jpg
★ ★★ブラックマウンテンGCが最高らしい
ホアヒンはゴルフ銀座である。試合会場以外にも良いゴルフ場がたくさんある。今回は、試合会場になくて行けなかったのであるが、こちらの人の話によると、ゴルフ場はブラックマウンテンGCが最高なのだそうだ。2010年に欧州選抜vsアジア選抜の試合が開催されたときのコースで、欧州選抜のキャプテンは、昨年亡くなったセベ・バレステロス氏でした。この名門コースを2300バーツでプレー出来るのは、ゴルファーにとっては、幸せの極みか?「ホアヒンに来たら一度は行ってこい」とホテルの支配人から勧められたので皆さんにもご紹介する。今度、来る時はゴルフクラブを持って来てプレーしてみようか!
【ブラックマウンテンGC】
http://magicgolf.co.jp/blog/img_7541.jpg
http://www.thailandtravel.or.jp/detail/sightseeing/?no=286
ということで、タイに来て一週間が経とうとしている。今回一緒に来た二人の十代の選手は、異国の生活が楽しくて仕方ないらしく、試合の緊張感もそこそこで過ごしているようだ。私も「まあ最初の海外試合はこんな感じでいいかな」と思っている。今後、少しずつ教えていって徐々にプロの自覚が芽生えて来てくれることを密かに期待している。また、中里プロは去年に引き続き、中山君は今年からマジックのコーチとして、ジュニア共々面倒を見ていこうと考えている。ということで、若い皆さんの将来の応援ができれば幸いである。
【中里プロと中山君をみなさんよろしく!】
http://magicgolf.co.jp/blog/img_7542.jpg
PS
今朝、家族からメールがありどうも体調がすぐれないとのことで、緊急に帰国することにしました。
今日はゴルフ場にいったものの車中でメールをみて、急いでホテルに引き返して、宿泊をキャンセルするやら、明日の送迎の手配やら、飛行機のチケットのの手配に追われました。家族の支えあってのこの仕事ですから、また、体調を整えて来シーズンのキャンプに備えたいと思っています。
ということで、寒い日本に戻るぞ・・・
『Magic的部落格中文也可看到喔!』ここをクリック▶
はこちらをクリック▶
Contact MAGIC/TEL:03-6804-1295/FAX:03-6804-1296
E-mail:infomagicjga@gmail.com