Qスクールのシード権は半年しか使えないのです。
Qスクールのシード権は半年しか使えないのです。今週は東海クラシックが開催されます！
先週から名古屋入りしてトーナメントのマンデーにチャレンジすべく練習
をしていましたが、
アマチュアのカットラインは4アンダー（プロは6アンダー）でみんなあえな
く予選落ちでした・・・残念。
今日は、ツアーに出場するためにシステムについてコラムにてご紹介です。
ツアーに出場するには、JGTO枠、主催者推薦枠、現地ウェイティングの3つ
の方法があります。
このうちのマンデートーナメント枠は主催者推薦枠の一部にあたるもので、
出場選手の総数の15％くらいが、その人数となります。
でもこれだとコンスタントに試合に出れる訳ではありませんので、年間を
通じて出れる選手は賞金ランキングや過去の実績によって決まっています。
シード選手と呼ばれる皆さんです。（賞金ランキングの上位70名）
では、シード権を持っていない選手はどうするのかというとQスクール（QT）
予選会に出場してランキングのリストの上位に名を連ねる必要があります。
※JGTO枠と呼ばれる出場選手枠には約80名くらいのシード選手（永久シード
選手等も含む）とQTからのランキング上位選手（10～60名）が含まれます。
JGTOの場合はこのための予選会をクォリファイ・トーナメント（QT）といって
いままさに2次予選が始まっています。
2011JGTOクォリファイ・トーナメント「この最終戦で上位30名にはいればシードが取れて1年間試合に出れる！」かと
いうと実はそうではありません。え？・・・って感じですね
ツアーは4月～7月の開幕戦からの9試合を前半戦として、その半年間の出場権
をQTの上位選手に与えているのです。
資料によると、出場選手総数の枠は144名（中日クラウンズのみは111名）
QTからの出場者は試合によりますが40位～60位くらいの選手までは前半戦に
出場できたようです。
佳境に入る「職場」を賭けたシード権争い
Photo:tokaiclassic
夏からは2回のリランキングが行われてさらに出場は大変に！さて、7月の10試合目（今年はセガサミーカップ）からリランキングと呼ばれる
出場選手の優先順位の見直しが行われます。
昨年のQTファイナルの90名を、開幕から9試合の獲得賞金によって再びその順
位を並べ直します。
2011 JGTOリランキングリストここで、9月ANAオープンまでの出場選手はリランキングリストの上位40名前後
にふたたび絞られるのです。
7月までに稼ぎのなかった選手は、夏の試合には出場出来ずに、チャレンジ
ツアーに回る事になります。
さらにこの間の6試合を終えた後、すなわちNAオープン終了後に再び2回目の
リランキングが行われます。
秋のビッグトトーナメントは、日が短くなってくる事もあり出場選手の総数が
100人を切って来ます。（一番少ないのはABCチャンピオンシップの90名）
そうなると、QTのリランキングリストからの選手の出場選手の枠も必然的に
減ってくる訳で、10月からは12名、9名、5名、13名・・・とほとんど上位の
数名しか試合には出れなくなるのです。
昨日マンデーを7アンダーのトップ通過した片岡大育選手（22歳）にも話を聞い
たところ（彼は、リランキングで現在16位）
「今週の東海クラシックと来週のBSオープンまでは出場出来そうなので、それで
上位に入ってシード権に賞金が届かなければ（現在500万でシード権は1200万
前後か？）再び3次からQTを受けにいかなくてはなりません。」
と話してくれました。
（700万というとベスト10に2回は入る必要があり、かなり厳しい条件です。）
片岡選手は大学に進学せずにアジアンツアーやチャレンジツアー等で腕を
磨いてきた叩き上げの選手です。
高校時代の実績から有名ゴルフ部に入って、日本アマ等で活躍していれば
華やかなアマチュア時代を送れたでしょうが、あえて厳しい道を選んで
鍛えて来たようです。
頑張れ！片岡選手！
アマチュアとしてのタイトルや実績よりも、プロの世界では実力のみで勝負
していかなければなりません。
マンデートーナメントでも130名を超える選手がエントリーして、本戦に
出れる選手は5%の8名だけでした。（プロの賞金は7万円也）
ほとんどの選手はかかった経費を回収出来ずに、会場を去っていきます。
プロとしてやっていくには『実力＋経費』でどこまで耐えられるのかを競う
競技なのかも知れませんね。
今週は試合が目白押しです・・・ということで、今週は東海クラシックの会場に行ってトーナメントをレポート
して来ます。
さらに、今週は日本女子オープンがお隣の和合で開催されています。
マスターズの出場権をかけたアジアアマもシンガポールで開催されます。
合わせてコラムにてご紹介する予定です。
2011 Asian Amateur Championship2011年日本女子オープン選手権競技
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