君はクォーターマイル(1/4)ショットを見たことがあるか?!
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皆さんはクォーターマイル(1/4マイル=402ヤード)ショットを見たことがあり
ますか?
いわゆるドラコンの世界では5回チャンピオンに輝いたジェイソン・ズーバック
選手が有名ですが、彼を始め選手たちははまさにゴリラ軍団といったイメージ
でした。
平均飛距離350ヤードのドラコンの世界ではスイングもコンテスト用のスイング
で、飛ばしに形無しといった感じでした。
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しかし、2008年のワールドドライビングコンテストで、史上最年少の20歳
(当時)チャンピオンに輝いたのジェイミー・スワルコスキー選手は180cm
、75kgとスリムな若者です。
その体からジョニー・ミラー選手のようなしなやかなで強烈なスイングを
披露し、強烈な並みいる強豪をまさに打ち破って優勝したのです。
その時の記録が418ヤード!クォーターマイル(1/4)ショットでした。
まずは、彼のクォーターマイルショットをご覧ください!
『Jamie Sadlowski and Gary McCord Long Drive Demo』
ウェッジで175ヤード、6アイアンで260ヤード、3ウッドで325ヤード
ドライバーでは400ヤード、パターでも300ヤード(笑)打ってます。
池まで350ヤード、その先の415ヤードPar4のグリーンにワンオンする様は
まさに究極のティーショットですね。
ゴルフプレーヤーとしてもスクラッチハンディである彼曰く
「自分のスイングはゴルフスイングなんだ。速さのみを追い求めたドラコン
スイング(過度にねじり上げるバックスイングと無謀な突進)ではない。」
「私は、いつも大男たちと戦っている。しかし、私自身は巨大な体を
目指そうとは思っていないんだ。」
と話しています。
一見、カミロ・ビジェガス風の細身の彼ですが、他のツアープロと比べてどこ
にその飛ばしの秘訣があるのかをゴルフダイジェストチームが分析しています
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さて・・・
細くしなやかな彼のスイングの飛ばしの秘訣は、上半身と下半身との捻転差
にあるとチームは分析しています。
データによると、”Xファクター”と呼ばれる肩のターンとお尻のターンとのね
じれの角度の差は、スワルコスキー選手の場合肩:166°に対してお尻は49°
その差は117°にもなります。
「こんなデータは見たことがないね!あのタイガーですら85°なんだから!」
と驚くのは、飛ばしに関するXファクター理論を提唱する有名なコーチのジム
マクリーン氏です。
その数値も一般的なツアープロは74°くらい、アマチュアゴルファーに至っては
38°くらいですから、スワルコスキー選手がいかに柔軟な回転で飛ばしているの
かが分かります。
練習の前と後に20分のストレッチをかかさず、ウェイトトレーニングよりも
心肺機能を中心としたジムワークを多くこなす彼自身も
「スイングは強く(ハード)ではなく、速く(ファスト)だ。」
とスピード重視であると話しています。
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では、上半身と下半身とのねじれの差さえあれば飛ばすことが出来るのか?
というとそれだけではないようです。
からだの柔らかい女性が、同じようにねじってみても決して飛ばないから
です。
先日お会いしたドラコンチャンピオンの南出仁寛選手は、上半身と下半身との
つながりが大切だと話しています。
「捻転差を作っただけでは、飛びません。大切なのは上半身と下半身がつなが
って(連動して)いることです。」
「下半身を使って、とか”下半身先行”という言葉すら私たちは使いません。」
「大切なのは、上半身と下半身がボディーできゅっ!とつながっていること。
んー、腹筋とかインナーマッスルとかでもなくていわゆる体感全部でつながっ
ている感じですね。」
ということらしいです。
ドラコン選手の彼らは、スワルコスキー選手と同じようにウェイトトレーニン
グを重視してはいません。
では、どんなトレーニングをやっているかというと『素振り』です。
「重たいバットと軽い器具を交互に振ることによって、スピードを脳に記憶
させることが大事なんです。」
「脳が、スピードを記憶すれば自然に飛ぶようになります!」
と、基本的な理論を教えてくれました。
では上半身と下半身とをつなぐコツは???と尋ねると
「こちょこちょお腹をくすぐられた時に、お腹全体がキュッとしまるでしょ。
あの状態で振っていくんです。そうすれば下半身に引っ張られて上半身の
スピードも上がって来ますよ。」
ちなみに彼が、普段使ってスピードアップの練習器具はこれだそうです。
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軽くて振りやすいものなら何でもいいとのことですが、ボールの軌道が
見える方がイメージしやすいとか。
皆さんもコラムを読んだ後は、早速スピードアップに取り組んでみたら
いかがですか?
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