最終日にいかにプレーするかがメジャーの難しさなのです。 | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

最終日にいかにプレーするかがメジャーの難しさなのです。

アメーバ『最終日にいかにプレーするかがメジャーの難しさなのです。』
 
  まもなく開幕する全米オープンで、特に記事に上がるのが最終日に崩れた
  選手達の話題です。

  昨年のPGA選手権のNワトニー選手は、最終日の1番ホールでいきなりの
  ダブルボギー・・・

  その後崩れに崩れて82を打ってしまったようです。

 「最終日はいつもより2時間も早く会場に着いてしまったんだ。ルーティー
  ンが崩れてしまって、優勝の事を考える時間を作りすぎた。」

 「その日は、とにかくプレーが早すぎた、スイングも速くなってしまって
  ・・・でもどうしようもなかったね。」

  と、本人は振り返っています。
 
  彼以外にも、マスターズのバック9で43を打つなど、80を叩いたRマク
  ロイ選手や、2度もメジャー最終日をトップで迎えながら優勝を逃した
  Jジョンソン選手など、最終日に崩れる選手は多いようです。

  過去のメジャーでも8試合中7試合で、3日目トップの選手は崩れてしま
  っているのです。

  その点、タイガーウッズは素晴らしくレギュラーツアーを48回最終日
  をトップで迎えて優勝を逃したのは4回のみ!メジャーに至っては、15
  回トップで最終日を迎えて実に14勝をしているのです。

  彼は、最終日をトップでスタートしたい稀な選手と言えるでしょう!
 
 てんとうむしHard Lesson Learned



アメーバ『最大のチャレンジは最終日のプレーではなく土曜日の夜さ!』

  では、どのようにすれば最終日をいいプレーができるのでしょうか?

  メジャー48回目のチャレンジで、初の優勝を遂げたのはPミケルソン
  選手、彼曰く・・・

 「最大のチャレンジは、(土曜日に)最終日の1番ホールを見越して
  どう心の準備をするかだよ。」

 「もし、土曜日の夜に優勝した自分を想像してご覧?、日曜日にいいプレー
  が出来るはずないじゃないか」

  『今に集中してプレーする』は決まり文句かもしてませんが、優勝する
  には重要なポイントなのです。

  また、ミケルソンは、マスターズとUSオープンの試合前の考え方は変えて
  いるようで、

 「マスターズは、出来るだけ遠くに飛ばすんだ。その後の事は、打った後に
  考えるさ。USオープンは違うね。”今”を考える。出来るだけミスを最小
  限に抑えるように今を考えるんだよ。」
 
  とアドバイスしています。

  1997年にコングレッショナルでUSオープンを勝ったEエルス選手も

 「今週は、自分の勝てる週なんだと信じる事が大切だよ。夢をちょっとだけ
  持ち続けて、あとはプレーに集中するだけさ。」
 
  と語っています。

 「マスターズに、勝てた時は結果や優勝をを気にせずに、プレーを楽しんだ
  ことが良かったと思っている。」

 「試合や優勝争いを楽しむプロセスや、もっと言うと”挑戦”を楽しむ過程こそ
  が、大切なんだ。」
 
  というミケルソンの言葉は心に響きます。

  こういった結果からメジャーの優勝には精神面が90%、心理面が10%を
  要求されると言えるのかも知れません。

  その精神面のほとんどは、日曜日のプレー中ではなく、日曜の朝の精神
  面の事なのかも知れませんね。

  今年のUSオープンに3日目に誰がトップに立つのか?その選手は最終日
  をどう戦うのか?楽しみです。

   練習では、良くても試合で調子の上がらないジュニアの皆さんはこの話も
  参考にしてみたらいかがでしょうか?

 てんとうむしTale of 54-hole major leaders


アメーバはこちらをクリック
 MAGIC web http://magicgolf.co.jp
 Twitter account:https://twitter.com/magic_golf  
 Contact MAGIC/TEL:03-6804-1295/FAX:03-6804-1296
 E-mail:magicjga@gmail.com
 ※迷惑メール防止のため@は大文字で表記してあります。