オリンピックに向けて急成長する中国スポーツ界

『オリンピックに向けて急成長する中国スポーツ界』

　今年の全仏オープンは中国の李娜(Li Na)選手がアジ
　ア人としてテニスの4大タイトルの1つを初めて勝った
　事で話題となっています。

　2000年から中国スポーツ局は、ジュニア選手育成を始め国内の
　スポーツ選手に手厚い保護政策を広め、活性化に努めています。

　中国のスポーツ選手といえばNBAの姚明選手が有名ですが、女子の
　アスリート熱も彼女の活躍が火をつけそうな勢いです。

　中国選手らしくない入れ墨や、ウィットに富んだ流暢な英語、さらに
　は、中国のテニス協会と決別する自由奔放な行動までもが、新しい
　スター選手像となっています。

　国家の管理下で、恋愛も禁止された状況の中での『テニスの訓練』
　では、精神的にもストレスがたまり、結果を出せなかったのでしょ
　う。
　
　彼女の活躍を機に、中国はアスリートのプロ化に向か
　って舵を切っていくようです。
　
　さらに、ジュニア世代も彼女を追いかけて今は卓球に力を入れている
　家庭も今後は賞金の稼げるテニスにも力が入る事は間違いありません

　きっと数年後に、優秀なテニスのアスリートが育ってくるのだと思え
　ます。

　中国選手が全仏テニスで優勝－中国スポーツ界の新たな幕開け

　栄冠つかんだ李娜、脱「国家管理」で母国に衝撃

『中国のジュニアゴルフ熱も相当なものです』

　お隣、韓国のジュニアゴルフ熱は日本でも有名になり
　つつありますが、中国のジュニアゴルフ事情も負けて
　はいませんね。

　HSBCを始め、世界の金融が中国マネーを狙ってか？ゴルフの大きな
　試合を中国で開催しています。

　同時に中国の富裕層をターゲットに、ジュニアゴルファー向けの
　イベントや、アカデミーも頻繁に開催しています。
（原発問題等で、冷え込む日本経済には目もくれずにです・・・）

　憧れのタイガーウッズやPミケルソン等と一緒にラウンドして記念撮
　影をするジュニアゴルファー達は、いつか自分たちも賞金総額数億円
　のトーナメントへの出場を夢見ているようです。

（プロアマでジュニアがタイガーとラウンドするなんて
　日本では考えられないことです）

　そんなジュニアゴルファーもしっかりと将来のビジョンを持っていて
　中には、はっきりと・・・

「将来は、スカラーシップ（特待生制度）でスタンフォードに入るわ」

　と話すジュニアもいてびっくりさせられますね。

　中国の人たちが、ジュニアかけるお金は半端でななく以前にもコラム
　にてレポートしたももです。

　中国裕福層のジュニアゴルフ事情

　ジュニア時代から、英会話の出来る外国人コーチのもとでレッスンを
　受けて、国際大会にも頻繁に参戦できる・・・そんな裕福な家庭で
　育ったエリート達が、近い将来世界で活躍する事でしょう。

（李娜 Li Na選手の活躍は、テニスに限った事ではないようです）

　アジア各国のジュニアは、教育の一環や放課後の活動としてゴルフ
　を選んでいるのではなく、生きる手段や夢の実現の手段としてゴルフ
　に取り組んでいるのです。

　若い人にとって勉強でもスポーツでも一流を目指すことが、これから
　の時代は将来の糧となることは間違いないようです。


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