今回は当院の治療の方法について具体的に書いてみたいと思います。
本来、ホームページに書くような内容ですが、時間があったのでブログに書いてみました！😆
当院の治療は下図のような方法を組み合わせて行っています。
（黒字が当院で行う治療です⭐️）
患者様に合う、より効果的で安心な治療を行えるよう色々な方法に取り組んでいます。
上段は医師の治療、もしくは医師の考案した治療
下段は鍼灸師の考案した治療、もしくは西洋医学中心となる前の昔からある鍼灸治療
となっています。
上段は血液検査やMRIなどを使うことで診断がしっかりできたり、診断点から判断して鍼をしたり、診断された病気から決まった鍼をしたりと診断することで治療を進めやすく、汎用性や再現性が考えられていることが特徴です😲（汎用性や再現性があるとエビデンスが集まりやすいということになります。）
下段は西洋医学的な診断ではなく、東洋医学の証を立てて経絡の不調を調整して身体全体の働きをよくすることで症状を緩和したり、生命力を強くすることで病気を治したり、ということが特徴です。（ただし、東洋医学の場合ははっきりした共通のやり方がないため、それぞれの先生により治療方法が変わる可能性があります。）
上段下段どちらがいいというわけではありません。下段の鍼灸師の治療では共通のエビデンスは集めにくいですが、鍼灸師毎の特別な治療により高い効果が出る場合が多くあります😊（名医と言われる鍼灸師もいます。）
では具体的に治療方法について説明させて頂きます、、
YNSA・・・山元敏勝先生（医師）により考案された鍼療法で、山元式新頭鍼療法（YNSA）と呼ばれています。首や肘にある独自の診断点を用いて、圧痛や硬結などの反応から診断点に対応した頭部の治療点に刺鍼します。東洋医学で用いられる経穴は361穴ありますが、YNSAで使う治療は40穴ほどで、頭部にある数少ない治療点で、全身の色々な症状を治療できます。
安全で再現性が高く、副作用や依存性の心配もなく、他の方法との併用もできます。
肩こり、腰痛、膝痛から痺れ、めまい、パーキンソン病、脳血管障害後遺症まで効果のある治療法です。
三焦鍼法・・・中国の天津中医薬大学の韓景献教授らが、認知症患者に対して開発した治療法です。（『益気調血 扶本培元鍼法』というのが本来の治療名です）三焦は気エネルギー代謝を司り、五臓六腑の活動を調整する働きがあり、三焦を調整すると健康になったり、病気が治ったりする可能性があると考えられています。汎用性が高く、川並 汪一先生（医師、一般社団法人老人病研究会会長）により指導され広められています。
認知症やメンタル疾患、不定愁訴、自律神経機能障害の緩和を行い、健康長寿を目指す治療法です。
（三焦の働き）
上焦は天の陽気により心肺を養い
中焦は飲食を整えて胃と脾を養い
下焦は、節度を保つことで肝と腎を養う
経絡治療・・・丁寧な問診と望診、切診により要穴（臨床によく使うツボ）を使用して身体全体を治療し、生命力を強くする目的で行います。
持続的な効果があり、身体を根本から治す方法です。
※望診…患者さんを全体的に診ることで、現在の身体の状態を把握します。
切診…腹診により腹部の状態をみて、脈診により脈の性状をみて、症状の原因がどこにあり、どんな状態かなどを診ます。
奇経治療・・・宮脇優輝先生（鍼灸師）による奇経治療を主に勉強させて頂いています。奇経治療は8つのツボを2つずつ組み合わせて治療を行う刺激穴の少ない方法です。（奇経八脈治療といいます）また、宮脇先生により考案された奇経腹診やテスターにより、どの奇経を治療すればよいかが判断でき、治療後の効果も確認できます。
経絡治療より症状の緩和に優れ、とても即効性があり、頸肩腕痛や膝関節痛、腰痛などで、強い症状やなかなか治らないしつこい症状を改善させることができる治療法です。
色んな疾患に応用して治療できるという利点があります。
古典鍼灸治療・・・素問、霊枢、傷寒論などの古典教本を勉強し、臨床に生かしていくため、現代医学では分かりづらい分野の症状の改善に取り組むことができます。
その他には、高齢者の身体機能の維持・回復を目的としたBMKケアセラピーという施術も取り入れています。
それぞれの治療方法について、研究されている先生のセミナーに参加して勉強し、日々の施術に取り入れるように心掛けています😊💫
今回は以上です。
今後ともよろしくお願いいたします。
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業務内容:主にご自宅に訪問しての鍼灸やリハビリの補助となることを行います。
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（YNSA学会会員）