ユニクロの入社式での柳井正社長のお話しを聞いて、私自身気づきがあったので記したいと思います。

柳井さんの話は真理を求める者にとって重なる部分が多いと思います。

 

入社式で柳井さんは、まず理念が大事であるから理念を共有するように、と言います。

ここでは企業理念のことをお話しになっているのですが、理念を持つことは国でも個人でもとても重要であると私は思っています。

 

理念というのは基軸、哲学、考え方、人間で言えば背骨です。

私は真の理念というのは本や教科書からではなく、自分の体験からしか作れない、そう思っています。

 

柳井さんが「一所懸命、本気でやれ」と言っていたのは、本気でやればその結果理念が共有できるようになるからです。

また、ユニクロで本気でできなければ、独立しても到底本気ではできないから成功しないという意味も含まれていると私は思っています。

 

店舗は一つの会社と同じであるから、店舗でのすべてのことをできるようになることが大事であり、知っているのと出来るのとはまったく違います、できる人間になって下さい、と言います。

こうやって一人一人が身体で覚えていくことで理念が共有されていき、強い会社ができていくのだと思います。

 

そして大事なのはチームです、と言います。

 

そして「主役は君達ではなく、お客様が主役」であり、「顧客の満足」が評価基準である、と言います。

 

まず理念ですが、私たち真理を求める者にとって、理念は最も大事なものだと私は思っています。

しかし、スピリチュアルな活動をしていても、自分の理念が固まっていない人が多いです。

理念というのは背骨であり、判断の基軸です。

背骨がなければ人間はフニャフニャで立つことも座ることもできません。

 

このブログの一つ前で紹介した「魂の法則」の著者である教授は、2015年以来本を執筆していません。その理由は、「スピリチュアルな知識は得たが、実践ができていない為」であるとしています。

「シルバーバーチの霊訓」や「魂の法則」にはスピリチュアルなことが豊富に載っています。

これらを読んで知識を得ることは悪いことだとは思いませんが、これでは頭でっかちになるばかりです。

大事なのは実践です。

まさに柳井さんの仰った「知ってるのと出来るのとは全く違う」ということだと思います。

ただ間違ってほしくないのは、実践というのは霊能力のことではありません。

自分や自分の家族や仕事で起きる問題や困難障害などに対して逃げずに相撲で言えばがっぷり四つになって取り組む実践が大事なのです。

つまり日常こそがみなさんの実践の場なのであり、実践から体験して得たものの積み重ねこそが自分の理念を作っていくのであり、本の中の真理は著者もしくは著者に知識を提供した人(霊魂)の理念であって自分の理念にはならない、ということだと思います。

 

今ふと思ったのですが、シルバーバーチの本や魂の法則が思ったよりも世に広まらない理由の一つに、頭でっかちな人間ばかりになって、実践が疎かになるということが反映されているのかもしれません。

基本はあくまでも「日常こそが魂の修行の場である」ということなのだと思います。

 

チームについては、私は自分という霊魂のチームと家族というチームを連想しました。

 

最後の「自分ではなくお客様が主役」という部分については、まったくスピリチュアルと同じだと思います。

自分にとってはチームである家族もお客様なのであり、同じく会社の上司や部下もお客様なのです。

そしてまったくの他人である顧客もお客様なのです。

つまり自分の周りの人は皆自分のお客様だということです。

もちろん自分という霊魂のチームメイトも大事なお客様です。

 

彼らのすべてを満足させることこそが唯一高い評価になるのかもしれません。

 

また柳井さんは「本気で」と仰っていました。

本気というのは、シルバーバーチが言っている最善を尽くす、と同じ意味だと思います。

 

時間がないからといって焦る必要はないと思います。

霊的な視点で見れば、人生は永遠というほどに長いのですから、何も焦る必要はないのです。

ただ、自分と自分の環境に起こることに対しては、何事にも最善を尽くすことが大事だと思います。

 

柳井さんのスピーチを下記に貼り付けておきます。