「黄色のジュータンとタブの緑」-朴島(第2回) | 哲風のBLOG

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 「海と社(やしろ)に育まれる楽しい塩竈」を目指している宮城県塩竈市に鎮座する志波彦神社鹽竈神社の神事,四季の移り変わりや,仙台,塩竈,多賀城,松島など宮城県内各地の名所,旧跡,行事などを紹介します。

 4月22日(木),浦戸諸島・朴島(宮城県塩竈市浦戸野々島字朴島)に行って来ました。菜の花の季節に朴島を訪れるのは2年ぶりです。写真で報告します。今日は,その第2回です。

 

 タブノキです。浦戸諸島で大きな木があり,何の木か判らない場合に「タブノキ」と答えると正解であることが多いようです(笑)。

 

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 ミツバチです。

 

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 海を見渡します。「松島四大観(しだいかん)」の一つである「壮観」大高森方面です。私は「松島四大観」のうちでは,この大高森(東松島市宮戸大高森)からの眺めが最も好きです。

 

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 チューリップが咲いています。

 

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 弘安の碑です。「文化の港 シオーモ」の「弘安十年銘供養碑」によると,「朴島堂崎,共同墓地の北側畑中 (行人塚) に古碑 (縦90㎝,横35㎝) があり,弘安十年の碑 (1287年) と称し,内海喜右衛門家代々観音様と言われ供養を続けられています。摩滅していて判読し難いが,梵字の碑文が刻まれています。」とのことです。いろいろな場所で拓本を採るなど石碑や歴史に極めて詳しいある方によると,イエス・キリストを抱いたマリア像らしきものが描かれているとのことです。成程そのようにも見えます。鎌倉時代に隠れキリシタン(切支丹)はいないはずです(フランシスコ・ザビエルによるキリスト教伝来は天文19年(1549年),江戸幕府が全国に禁教令を発したのは慶長18年(1614年)です。)から,これがマリア像であれば,江戸時代に隠れキリシタンが「弘安の碑」を利用して描いたものと考えられます。

 

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 午後2時発の塩竈市営汽船に乗り,マリンゲート塩釜(塩釜港旅客ターミナル,宮城県塩竈市港町一丁目)へ向かいます。

 

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 約54分でマリンゲート塩釜に到着です(運賃は630円です。)。

 

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 やはり,浦戸諸島は素晴らしい!今年も浦戸諸島について,できるだけ多く投稿したいと思っています。