台湾の旅2日目の午後です。
(撮影日は2024年3月18日です)
台南市の延平郡王祠(えんぺいぐんおうし)を観光しました。
台湾の開拓において鄭成功の果たした役割には大きいものがあります。この祠は、台湾の民衆がこの民族の英雄を記念するために特に建てたものです。1662年に創建されたこの建物は、台湾でわずかに残る福州式の建築様式を今に伝えています。境内にある「鄭成功文物館」には貴重な古代芸術品が収蔵されています。
台湾を占領していたオランダ人を駆逐した鄭成功の功績を賛え、鄭が死去した1662年に彼を慕う人々によって創建され、開山王廟と名づけられました。
門の裏側です。
日本統治下に入った後の1896年(明治29年)、開山王廟は鄭成功を祭神とする神社となって開山神社(かいざんじんじゃ)と改称され、翌1897年(明治30年)には県社に列格しました。日本式の拝殿が作られましたが、中国風の祠はそのまま残され、本殿とされました。第二次世界大戦終戦後、中華民国政府によって社殿が全て取り壊され、中国北方式建築を模した鉄筋コンクリート製の廟に建て替えられました。建物が全て新しいものであることから、延平郡王祠は古蹟には認定されておらず、史跡に指定されているだけです。
延平郡王祠にいた台湾リスです。
改修工事中の台南駅です。駅前にある銅像は「民族英雄 鄭成功銅像」です。
続いて、高雄市内にある蓮池潭を観光しました。
蓮池潭は、全長1.4Kmほどの湖です。
玄天上帝 (北極帝)の像です。
高雄市内の北に位置する左営は、17世紀、鄭成功率いる政権が台湾を支配していた時代に築かれた歴史ある町です。ここには現在、高雄を代表する観光地、「蓮池潭」があります。巨大なため池ですが、周辺に「龍虎塔」や「孔子廟」などがあって、観光客が立ち寄る場所となっています。台湾新幹線の左営駅が開設されるなど、ここは現在も交通の要衝です。
(参考画像) 台湾新幹線(台湾高鉄)の左営駅です。(2007年7月撮影)
龍虎塔は修復工事中でした。民国紀元114年(西暦2025年)1月に修復工事が完了する予定です。
高雄市の公式キャラクター「高雄熊(ガオションション)」です。この「高雄熊」は、310件の公募の中から選ばれ、高雄師範大学の学生がデザインしたそうです。
くまモンにも熊本市で会ったことがあるというです。台湾の高雄市と日本の熊本市は友好交流都市です。
【友好交流】台湾・高雄市から熊本へ くまモンとも共演?(2023年3月9日)
(熊本県民テレビ KKT公式チャンネル)
左営慈済宮です。1719年に医学の神様である保生大帝を祀って建てられた300年の歴史を誇る廟です。
(つづく)
桜の写真見せて!
2023年3月30日に撮った岸和田城と桜です。
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