対馬・壱岐の旅(対馬・後編) | 鉄道で行く旅

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「神秘の島・壱岐と国境離島・対馬縦断 絶景・味覚・パワースポットの旅3日間」の2日目(2022年11月26日)です。

1泊目のホテルだった東横イン比田勝です。

 

ホテルの前庭に厩舎と馬場があり、対州馬が2頭いました。

対州馬(たいしゅうば、たいしゅううま)は、対馬(長崎県対馬市)を中心に飼育されてきた日本在来種の馬です。古墳時代に朝鮮半島より移送し、日本へもたらされたと考えられているそうです。

 

ここからが2日目のツアーです。

三宇田浜碑です。

 

対馬有数の海水浴場である三宇田(みうだ)浜です。日本の渚百選に選ばれています。

 

日露友好の丘・日本海海戦記念碑

ロシア兵上陸地です。

明治38年(1905年)、日本の連合艦隊とロシアのバルチック艦隊が対馬沖で戦い、日本が圧倒的勝利をおさめました。このとき、対馬島民は負傷したバルチック艦隊の水兵143人を井戸に案内し、夜は民家へ分宿させるなど手厚く看護し、もてなしたといいます。

 

日露慰霊の碑です。

 

日露友好の丘です。

海戦から100年を迎えた平成18年(2006年)には、日本海軍連合艦隊の東郷平八郎司令長官とロシア・バルチック艦隊のロジェスト・ウェンスキー司令長官のそれぞれのひ孫が、対馬で対面して両国の戦没者の慰霊祭をおこない、友好と交流を深めました。

 

日本海海戦記念碑です。

 

対馬市中心部の地図です。

 

韓国展望所です。この日は、微かに韓国が見えているように感じた程度でした。ここは、日本人よりも韓国人に人気のスポット(コロナ前の話)のようです。

↓韓国展望所の地図です。

 

韓国まで49.5㎞の至近距離にある上対馬町は、天気のよい日には韓国釜山市の町並みが望める、まさに「国境の町」です。この展望所は、地理的にも歴史的にも深い関係にある韓国の古代建築様式を取り入れて建造されており、展望台についてはソウルのパゴダ公園にある多目的施設を、ゲートについては韓国国際ターミナル(釜山)の入口ゲートをそれぞれモデルにしています。展望所から見る釜山の夜景も大変美しく、トイレ・駐車場等も整備されているため、観光スポットとして人気を博しています。

 

ツアーの昼食場所の「みなと寿司」(上対馬町比田勝)です。

 

「対馬の海の幸の握り寿司」という事前説明でしたが、細巻き寿司も入っていました。

 

万関橋を徒歩で渡りました。

↓万関橋の地図です。

 

浅茅湾と三浦湾の間に開削された万関瀬戸(まんぜきせと)と呼ばれる運河に架かる橋が万関橋です。この橋は平成8年(1996年)に架け替えられ、3代目にあたります。明治後期、南下政策をとるロシアとの戦争の機運が高まり、日本海軍は水雷艇を対馬海峡東水道に出撃させるため、明治34年(1901年)、久須保水道(万関瀬戸)を開削しました。
この万関橋は、その開削された瀬戸に架かり、対馬の上下島を結んでいます。

 

バスで通過した大船越(おおふなこし)瀬戸の運河です。

【大船越瀬戸の説明からの引用です】

対馬藩3代藩主 、宗義真がこの瀬戸の開削を計画し、延べ3万5千人の労働力を投入し、約半年で竣功した。その後も、2期、3期、4期と拡張工事が行われ長さ262m、幅21.8m ~ 49mという規模へ拡大された。また、堆積土等を除去し管理するため、小規模の浚渫(瀬戸俊え)を繰り返し実地したが、船の動力化、大型化に対応するため昭和33年から36年にかけて水深1.5mの大規模浚渫工事を行い現在に到っている。また、分断された瀬戸を結ぶため幾度となく木橋が架けられていたが、昭和32年建設の旧大船越橋を経て、昭和45年(1970年)に現在の大船越橋が建設されている。

 

対馬の白岳(しらたけ)です。標高は518mです。九州百名山に指定されています。

 

明治期の砲台跡が残る上見坂公園です。

 

上見坂の砲座跡です。

 

上見坂の兵舎跡です。ここは、砲兵要員の仮眠所だったそうです。

 

対馬藩御船江跡(対馬藩の船着き場跡)です。個人の所有地なので、維持管理がたいへんということでした。

御船江跡は1663年に築造されたもので、築堤の石積みは当時のままです。正門・倉庫・休息の建物などの遺構も残り、往時の壮大な規模をうかがうことができます。

 

2日目の夜の宿泊地は対馬市の厳原でした。この日の夕食はツアーに含まれていないため、夕食は自由行動です。

対馬市厳原(いづはら)の居酒屋対玄(たいげん)を利用しました。人気店ということなので、前日に予約を入れておきました。

 

居酒屋対玄で頂いた夕食の舟盛りです。

♪酒ば飲ませなっせ 冷やでもよかよ

 そこの茶わんでよ それでよか それでよか

 胸ん中のよ 蛙(かわず)が鳴けばよ

 唄ってやろうか対馬唄 ・・・ (高倉健の「対馬酒唄」から)

(つづく)