老朽化による建て替えが発表された大阪マルビルを撮影するために出かけました。
（撮影日は2022年5月14日です）
阪神電車の大阪梅田駅です。
JR大阪駅前にある大阪マルビルは、地上30階建て、高さ123メートルで、直径30メートルの円筒形ビルです。東京の「丸ビル」のような「丸の内」の地名からではなくて、形が丸いから「マルビル」と呼びます。
ビルを所有、運営する会社の親会社である大和ハウス工業の発表によりますと、大阪マルビルは、1976年の建設から50年近くが経過し、老朽化が進んでいるとして建て替えを決めたということです。2023年夏に工事着手し、完成は、2030年春を見込んでいるようです。
音楽の楽曲をダウンロードするようになる前は、ここの地下1階にあったタワーレコード梅田大阪マルビル店をよく利用していましたし、タワーレコードのポイントカードも持っていました。そのタワーレコード梅田大阪マルビル店も2022年1月19日（水）をもって閉店しています。
また、ずいぶん昔の話ですけれど、インターネット利用がまだ始まっていない時代に、大阪マルビルの中にあったANAの営業所を利用していたことを覚えています。そういえば、主要駅の駅前に必ずあった航空会社の営業所も今はありませんね。
この大阪マルビルの中にある、大阪第一ホテルは、知人のＩ氏が新婚のとき（結婚式当日）に宿泊したホテルです。
かつては屋上にビルを一周する形で電光掲示板「大阪マルビルコンピュートサイン」が設置され、ニュース、広告、さらには伝言板などを回転表示していました。大阪駅ホームなどからも見ることができ梅田の名物となっていましたが、周辺に高層ビルが増えて見えにくくなった事や、電光掲示板設備の老朽化もあり、2003年（平成15年）9月30日をもって電光掲示板の運営を終了しました。
2000年8月に撮影した、当時の大阪神ビルディングと大阪マルビルです。
1983年に大阪駅の大阪環状線ホームから撮影した大阪マルビルです。
大阪マルビルの画像は以上です。
大阪マルビルの形状は札幌プリンスホテル（タワー）と似ています。2004年に竣工した札幌プリンスホテルタワーは地上107m、28階、客室数587室です。(2012年4月撮影)
新横浜駅から見た新横浜プリンスホテルです。併設のショッピングセンター「新横浜プリンスペペ」と同時に1992年3月に開業しました。地上149m、42階、客室数904室です。円柱型の超高層ビルでは日本一の高さを誇っています。
大阪マルビルを撮影したついでに、私が20代の頃によく周遊した、大阪駅前界隈のカメラ店やカメラ店跡地を巡りました。
大阪駅のショッピングモール「crost（クロスト）」にある八百富写真機店です。ここでは、ジャンク品のメプロゼニットEを購入したことがあります。
大阪駅前第4ビルのツカモトカメラの旧店舗跡です。今は、ブランド買取専門店になっています。ここにあった旧店舗時代に、ライカM4-P(1981年)、ライカM6(1984年)、ハッセルブラッド503CX(1988年)などを買った思い出があります。
ツカモトカメラは廃業したわけではなく、同じビルの地下1階に移転しています。
ZEISSの8倍(8×30)の双眼鏡も、1988年にツカモトカメラの旧店舗で購入しています。
ちなみに、現在愛用している双眼鏡はライカ銀座店で買ったライカのウルトラビット(8×20)です。用途としては観劇用の双眼鏡です。
大阪駅前第1ビルの「カメラの大林」です。この店に限り、今もなおデジタルカメラなどの買い物をすることがあります。何でも揃っている老舗です。
大阪駅前第1ビルの「梅田フォトサービス」です。「カメラの大林」が歌舞伎座であるのなら、「梅田フォトサービス」は明治座という感じです。ここでは、コシナのカラースコパー35mmを買ったことがあります。
昔は、この梅田フォトサービスの隣りに、ウオジカメラもあったと思います。
大阪駅前第1ビルの「マルシンカメラ」の旧店舗跡です。「マルシンカメラ」は、規模を縮小して同じビルの3階に移転したらしいです。ここにあった旧店舗ではミノルタCLE(1981年)やキヤノンEOS-1N (1994年)を買った思い出があります。
このあたりが、かつて河原写真機店があったところです。ニコンF3(1980年)の時代に利用したことがあります。
今はヒルトンプラザイーストになっていますが、このあたりに「カメラのマイショップ」という名前のカメラ店がありました。ここで、ニコンF2フォトミック(1971年発売開始)を買った思い出があります。
これまでに買ったカメラの中で、購入したときの喜びが特別に大きかったのは、このときのニコンF2フォトミック(1973年購入)と、初めてのライカだったライカM4-P(1982年購入)でした。
日本郵便、大阪ターミナルビル、JTBの3社が大阪市北区梅田3丁目の旧大阪中央郵便局、旧大弘ビル、旧アクティ西ビル跡地に建設中の『(仮称)梅田3丁目計画』です。オフィス、ホテル、商業施設、劇場等から構成される超高層複合ビルで、名称は東京と名古屋の先行事例から、ビル全体がJPタワー大阪、商業エリアがKITTE大阪となる可能性が高いと見られています。規模は地上40階建て、高さ188メートル、延床面積229,000平方メートル、2024年7月竣工の予定です。
在りし日の旧大阪中央郵便局です。(2008年12月撮影)
（おわり）