第30日 続く計画戦争(騒乱)
戦争には計画戦争と防御戦争があります。
計画戦争は、開戦時に攻撃を仕掛けます。戦争の理由は領土や支配の拡大です。近代では、日本の日中戦争、日本の太平洋戦争、アメリカの朝鮮戦争(内戦に謀略介入)、アメリカのベトナム戦争、アメリカの湾岸戦争等があります。
20世紀以前では、計画戦争は計画どおりとはいかない場合がありましたが、21世紀の計画戦争では計画の完遂が見込まれます。理由は、社会主義国ソ連の解体、中国の敗退によるアメリカの世界的規模の軍事・経済・情報等の独占によります。
アメリカの計画戦争で、未解決の朝鮮戦争は、アメリカと従属の韓国・日本の完全勝利のシナリオが描けないでいます。しかし、北朝鮮敵視の基本政策継続で、軍備増強・軍事費の増大や、国民大衆の監視や取締りの口実に利用しています。つまり、朝鮮戦争の継続はある意味大きな利点があります。見方を変えれば、アメリカにとって今以上の大きな利益があると判断されない限り、朝鮮戦争は終結しないのです。
国際社会はアメリカの計画戦争(騒乱)を容認しています。社会主義勢力の敗退と資本主義の世界制覇によって国際ルールが統一されたのです。資本主義国アメリカ(厳密には金融大資本家)のルール=国際社会のルールになったのです。
計画戦争(騒乱)は、現代の資本主義体制を続けるための必要になっています。現代資本主義は過激な競争社会で、新たな市場を常に開拓しなければなりません。
計画戦争(騒乱)は古い軍事品の消耗と新たな開発補給、攻撃による破壊は、新たな建設と経済の再生と大きな市場を提供します。
つまり、資本主義体制の堅持に戦争や騒乱は必要なのです。また、特別立法等による言論やメディアの統制、世論誘導と反体制派の抑圧に利用できます。
計画戦争は必勝が条件なので、負ける敵を計画的(謀略的)つくります。(計画的騒乱は、敵の混乱や弱体化を目的としています)
計画戦争に圧倒的に優位なアメリカ(計画戦争を可能な国は、経済力・軍事力で劣るロシアや中国ではなく超大国アメリカだけ)は、莫大な資金力、多くの従属・同盟国、最先端の科学技術力、メディアやインターネットによる情報操作によって、敵をつくることができるのです。
しかし、この計画戦争にも懸念があります。それは、敵が同等の力を持っている場合です。つまり、アメリカや大資本家の内部対立です。
計画戦争(騒乱)を無くすことは不可能です。戦争の根源は、人間の本能に由来します。現代の人類社会は平和人ではなく戦争人が主導しているからです。