おやじ山脈 | お宝映画・番組私的見聞録

おやじ山脈

若干時代が戻るのだが、郷ひろみの出演しているドラマに「おやじ山脈」(72~73年)というのがある。「木下恵介アワー」の一作で、同枠で人気を呼んだ「おやじ太鼓」(68~69年)の続編といえるドラマである。
おやじ太鼓」と言えば、鶴亀次郎進藤英太郎)と妻・愛子風見章子)の夫婦と四男三女の子供たちがおりなすホームコメディであったが、本作でも登場するのは亀次郎・愛子の他は兄弟では末っ子である三女のかおる沢田雅美)だけのようである。他には伯母(亀次郎の妹)の正子小夜福子)、鶴家のお手伝いお敏菅井きん)、運転手の黒田小坂一也)は引き続きの登場である。
あまりホームドラマの類を見てこなかった自分だが、「おやじ太鼓」は夕方によく再放送をやっており、自然と見ていたのである。ただし「おやじ山脈」については見たことはないと思う。
本作では鶴家に加えて愛甲タイル店を営む愛甲家が登場し、専らこちらが中心になりそうである。ちなみに「愛甲」と言うと愛甲猛(横浜高→ロッテ)を思い出す人もいるかもしれないが、彼の活躍は80年代になってからである。
さて、その愛甲家のメンバーだが、父・源四郎佐野浅夫)‥本作では彼が主役扱いになるのだろうか。母・信子織賀邦江→三宅邦子)織賀は撮影中に肺癌で死去。50歳の若さであった。11話より三宅に交代している。
次男・良介林隆三)…長男は既に亡くなっているという設定。物語上意味はあるのだろう。長女・順子秋山ゆり)‥秋山は「おれは男だ!」での吉川操早瀬久美)の姉役が有名だろうか。三男・三郎小倉一郎)‥大学で考古学を専攻している。鶴家の三男も三郎津坂匡章=秋野太作)だった。四男・清司吉田次昭)‥彼も大学生である。五男・正明郷ひろみ)‥設定では中学生。デビューしてまもない頃だが、実物は17歳である。家族は以上だが、タイル店に勤務する職人や店員がいる。木全健一郎峰岸隆之介=峰岸徹)‥タイル店の職人で、かおると恋仲である。小野川公三郎)…タイル店の職人。小野川は「レッドファイター」の人。光男山田隆夫)…タイル店の店員。節子三島千枝)‥タイル店の店員で、後に轟と結婚する。他にゲストかレギュラー化も不明だが、葵テルヨシ、相原ふさ子などの出演記録がある。は郷と同じ(当時)ジャニーズ事務所のアイドル。この時点ではレコードデビュー前である。元祖ジャニーズのあおい輝彦とよく似た芸名だが、本名が浅井照善で名古屋出身ということもあり葵テルヨシになったようだ。
かおると結ばれるのが、愛甲家の兄弟ではないのがポイント。峰岸と沢田では不釣り合いな気もするが、とにかく物語の中では彼女の妊娠が発覚して騒ぎとなるようだ。
主題歌は郷の3枚目シングルである「天使の詩」。個人的には記憶にない曲だが、フランスで発売された「Baby Chorus」という曲のカバーである。ちなみに「おやじ太鼓」では。あおい輝彦が同タイトルの曲を歌っている。

次回の更新は9月の6日か7日になる予定。