大都会PartⅡ その2 | お宝映画・番組私的見聞録

大都会PartⅡ その2

前回に続き「大都会PartⅡ」(77~78年)である。本作では序盤で退いてしまった役者も多い。
前回も書いたとおり、仁科明子は不倫騒動で降板。次長役の佐藤慶も特に出番もないため、フェードアウト。刑事たちの行きつけの小料理屋の女将役だった佐藤オリエも7話にて降板。何故か大体の刑事ドラマではストーリー上は特に必要のない行きつけの店みたいのが登場するのが定番となっている。まあ息抜きの場面も必要ということだろうか。
刑事部屋の事務員も7話までは杣山久美という役者が演じていたが、9話から美田麻紗子にチェンジ。美田は最初の数回は渋谷病院の看護婦の一人として出演していた。裕次郎が渋谷病院の医師という役柄なので、病院場面はマストになっているのだが、看護婦役も丘みつ子、舛田紀子がいれば成り立つので配置転換ANDリストラということだろうか。
刑事部屋でも、前回書いたとおり小池朝雄(吉岡課長)が10話にて殉職。これは予定通りなのか小池の都合なのかは不明だ。後任として登場するのが小山田宗徳(武井課長)である。
そして粟津號(平原刑事)も13話にて殉職。これは完全に石原プロの意向によるもので、神田正輝と苅谷俊介を使いたかったので、誰か一人を切ることになり、しがらみのあまりない粟津に白羽の矢が立ったのである。じゃあ最初っから二人を出演させておけばよかったじゃないかと思うのだが、その辺の事情は不明だ。
14話より神田(神刑事)と苅谷(宮本刑事)が着任し、異本的な顔ぶれは揃った。若手刑事が多くなったが、実年齢でいえば、松田優作は27歳、峰竜太は25歳、神田正輝は26歳、苅谷俊介は30歳であった。
しばらくは大きな変動はなかったが、31話で左遷のような形で小山田宗徳が降板。翌32話より滝田裕介(山本課長)が就任した。途中降板した三人だが、小池朝雄は85年に54歳で、小山田宗徳は86年に58歳で、粟津號は00年に54歳でそれぞれ50代の若さで亡くなっている。
ゲストに目を向けると、放送は丸1年52回に及んだので、風数回登場するゲストも多い。志賀勝、片桐竜次、小林稔侍、林ゆたか、大村文武、阿藤海(快)、蟹江敬三などは二回出演。フォーク歌手の三上寛も二回で、これが初のドラマ出演かと思っていたが、先に「夜明けの刑事」に出演していた。柴田恭兵も二回だが、こちらは本当に初めてのドラマ出演であった。岡田Pは彼を発見したことが大きかったと語ったように「大追跡」「俺たちは天使だ」そして「あぶない刑事」と日本テレビ系のアクションドラマにレギュラー起用されていくことになるのだった。

メインではなかったが、女性ではアイドル歌手だった秋ひとみが二回出演していた。そこそこ人気はあったと思うが、短期間で引退してしまったようだ。引退宣言はしておらず、「休業」宣言のまま戻ることはなかったらしい。