コント55号60分一本勝負 | お宝映画・番組私的見聞録

コント55号60分一本勝負

前回お届けした「社員遊侠伝シリーズ」だが、実は以前にも取り上げていたことが判明した。すっかり自分で書いたことを忘れていたりする。書いてある内容は若干違うが、こういったことは多々起こる可能性があるので、その辺は見て見ぬふりで。
さて、「コント55号の冠番組 その2」で取り上げた「コント55号60分一本勝負」(70年)だが、そこでは第2回のみあげたが、他のエピソードもいくつか判明したので、改めてここで紹介したい。基本的には、毎回設定の違う1話完結のドラマである。
その第1回は「親父!にくいにくい」。55号の二人は親子という設定(もちろん坂上が父親役)で、萩本の書き下ろし脚本である(他の回は不明)。ゲストは有川由紀、十朱久雄、霧立はるみなど。有川、霧立は主に60年代後半に活躍した女優である。霧立は「特別機動捜査隊」によく登場する。
第3回は「三億円!それはないよ」。ゲストは川地民夫、多々良純、ボンサイトなど。ちなみにボンサイトはトロンボーンで色んな音を出す芸人である。
第4回「手錠で握手!」。坂上が詐欺師の役で、萩本が刑事の役。どうしても逆に感じてしまう。ゲストは珠めぐみ、三原葉子、根岸明美など。三原、根岸は50年代には肉体派女優として知られていた。
第7回「海の男の子守唄」。ゲストは中原早苗、奈美悦子、有島一郎など、
第8回「人生はファイトなのだ」。ゲストはフランキー堺、小林幸子、山下洵一郎など。
第9回「さらば外人部隊」。ゲストは真理アンヌ、ジェリー伊藤、犬塚弘など。
第10回「ハレンチ大学園」。ゲストは早瀬久美、松島トモ子、財津一郎、佐々木功など。
第11回「助っ人稼業」。55号の二人は渡世人役ということで、時代劇だったようである。ゲストは曾我廼家明蝶、平井昌一、水垣洋子など。
第14回「シリーズ・女にゃ勝てない」。シリーズというくらいだから他にもあったのかも。ゲストは珠めぐみ、木の実ナナ、岸ユキなど。
第18回「生んだが勝ち」。ゲストは清川虹子、親桜子、池田和歌子など。親桜子は「スペクトルマン」、池田は「マイティジャック」にレギュラー出演していた。
とまあ、ここに挙げただけでもバラエティに富んでいたことがわかり興味深い番組である。