新黄金孔雀城 七人の騎士 | お宝映画・番組私的見聞録

新黄金孔雀城 七人の騎士

前項「黄金孔雀城」の姉妹編となるのが「新黄金孔雀城 七人の騎士」(61年)である。出演する役者はかぶっているが、登場人物設定は全く違うので続編というわけではない。
この作品録画はしてあったのだが、見た記憶はないので今回改めて視聴したのである。
タイトルにもある七人の騎士を演じるのは、里見浩太郎(太郎丸)、山城新伍(虎丸)、沢村訥升(誠丸)、河原崎長一郎(鉄丸)、山波新太郎(風丸)、国一太郎(熊丸)、牧口徹(焔丸)で、全員に丸がつく。「黄金孔雀城」では沢村、河原崎が主演だったが、本作では完全に里見が主役である。里見はこの頃、年に24,5本という驚異的なペースで映画に出演していた東映の看板スターであった。
「新顔」といえるのは三人。国一太郎は新人というわけではなく、デビュー六年目ぐらいで、こういう大役は初めてだったのではないだろうか。専ら悪役が多く、個人的には「助け人走る」で南原宏治の仲間の悪徳与力を演じていたのが印象に深い。渋いイメージがあったのだが、本作ではコメディリーフ的な役割である。目立つ役なのに「スター」ではないので、出演者のテロップでも4枚目の真ん中あたりと扱いが低かった。時代劇映画が廃れた後はヤクザ映画にも進出し「仁義なき戦い」などに出演していた。00年に亡くなったようである。
山波新太郎は東映ニューフェース6期生で、同期に千葉真一、亀石征一郎、倉岡伸太郎などがいる。本作は実質的な映画デビュー作だったようで、演技はヘタである。三年あまりでテレビの方に移り、山波宏と改名している。ここでも取り上げた「戦国群盗伝」では、主人公と対立する弟などを演じていたが、以後は時代劇などにゲストで顔を出していたようで、あまり目立つことはなかった。60年代に消えた役者と思っていたが、「必殺仕事人」(80年)に出演記録があった。
例によって長くなったので次項に続く。