恋愛術入門 | お宝映画・番組私的見聞録

恋愛術入門

もう一つ、舟木一夫関連から「恋愛術入門」(70年)を。
といっても、舟木が主演なのは全24回のうち1回だけ。わかりやすく言うと毎回出演者が変わるオムニバス形式のドラマ枠である。
昔はこのタイプのドラマ枠は非常に多かったように思う。警察関連物でいえば「ダイヤル110番」とか「指名手配」、ミステリー物では「ミステリーベスト21」とか「恐怖劇場アンバランス」、時代劇では「剣」とか「剣豪」とかがこういった形式である。
最近でいえば「火曜サスペンス劇場」とか「土曜ワイド劇場」とかも、そういう部類に入るかもしれないが、こちらは2時間で、「恋愛術入門」は30分である。しかも「劇場」とか入ってないので、オムニバスだとわかりづらい。
で「恋愛術入門」だが、松山英太郎と十朱幸代に始まり、石立鉄男と島かおりとか、川口恒と丘みつ子、中尾彬と松尾嘉代、渡辺篤史と沢田雅美などの組み合わせがある。
こういったドラマに縁のなさそうな若林豪(相手は浜木綿子)や千葉治郎(相手は二木てるみ)が主演の回もある。
当時の人気デュオじゅんとネネ(相手は勝呂誉)や当時18歳のピーター(相手は大原麗子)が主演の回とか、美輪明宏(当時は丸山明宏)が出演している回などもあり気になるところである。
で、舟木一夫が主演となるのは「イチ・タス・イチは?」というエピソード。相手役は大原麗子で、他に花澤徳衛や浜かおるが出演していた。
「ラブコーチ」というエピソードは、「サインはV」の中山麻里と「美しきチャレンジャー」の森次晃嗣(当時は浩司)というスポコンコンビの主演であった。やはり、森次がコーチなのだろうか。もっとも、この時点では「美しきチャレンジャー」は始まっていないのだが(本作最終回の前日にスタート)。