紅い稲妻 | お宝映画・番組私的見聞録

紅い稲妻

さて、例によって月も替わったので、話題を国内ドラマに戻す。特に脈絡はないが、ふと目に付いたのが「紅い稲妻」(70年)である。
ストーリーは、沖縄から出てきた空手使いの少女が、行方不明の父を捜すうち、謎の組織と対決することになるといったもの。制作は新国劇映画社となっているが辰巳柳太郎や島田正吾が出演しているわけではない。
主演はおそらくこれがデビューとなる沖わか子(当時18歳)。「仮面ライダー」のライダーガールズのユリといえばわかる人も多いと思う。14話から最終回(98話)までとガールズでは、もっとも長く出演していた娘である。で、彼女の祖父役がアラカンこと嵐寛寿郎で、兄役が「マイティジャック」に出ていた井上紀明、そして行方不明の父役が「七人の刑事」の菅原謙次である。他にも「警視庁物語」の松本克平や、安岡力也なども出演していた。そして、石橋正次。ヒロインの相手役だが敵方というポジションだったようだ。
ヒロインは沖縄出身だが名前は松村奈美といい、特に沖縄っぽくないが、原作・脚本は沖縄出身の上原正三である。マンガも週刊マーガレットに連載されていたようだが、テレビとほぼ同時スタートだったようである。作者は丘けい子で、沖わか子となんとなく似ている。
放送時間は土曜の夜7時。裏番組にはあの「巨人の星」が控えていたこともあって、1クールで打ち切りとなっている。そのせいか自分もこのドラマは全く知らなかった。で、急遽スタートすることになったのが先日亡くなった成川哲夫の「宇宙猿人ゴリ(スペクトルマン)」だったのである。
主題歌を歌ったのは当時13歳の堀江美都子。「紅い稲妻」「紅い三段げり」のカップリングだが、前者は「あかい」、後者は「くれない」と読む。後者の送り仮名の「い」はいらないと思うが。ちなみに作曲者の大塩潤とは渡辺岳夫のこと。
沖わか子は70年代の半ばには姿を見かけなくなる。その後どうしてるかという情報もない。活躍期間は5年ほどという短いものであった。