0088ワイルド・ウェスト | お宝映画・番組私的見聞録

0088ワイルド・ウェスト

西部劇といえば、牧場が舞台でカウボーイが主人公でと相場が決まっていたようなイメージがあるのだが、西部劇とスパイアクションを合体させたような異色なドラマが「0088ワイルド・ウェスト」(65年)である。
舞台は1870年代のアメリカ西部なのだが、大統領直属の秘密諜報部員ジェームス・ボンドならぬジム・ウェスト(ロバート・コンラッド)と相棒のアルテムス・ゴードン(ロス・マーティン)が活躍するというお話である。敵も時代設定など無視するかのようなテロリストや国際陰謀団やマッド・サイエンティストだったりする。ロボットやら竜の格好を火を吹く船とかが平気で登場する。ウェストたちの住居兼本部が機関車だったり、妙な秘密兵器を持っていたりとかなり荒唐無稽な番組だったようだ。
悪党の中ではマッドサイエンティストのラブレス博士(マイケル・ダン)が強敵で、何度も彼らを窮地に陥れている。
日本放送時タイトルの「0088」は、同じ年にスタートし、人気を博していた「0011ナポレオン・ソロ」にあやかったものだろう。まあフジテレビ(8チャンネル)で8時からの放送だったかららしいが。このタイトルは途中から「ワイルドウェスト危機脱出」に変更されている。その後もカラーになった第2シーズンからは「隠密ガンマン」「西部のスパイ作戦」「ワイルド・ウェスト」と放映するたびにタイトルが変わっていたようだ。
当時海外ドラマのタイトル変更はよくあったが、ここまで変わるのも珍しいのではないか。ちなみに原題は「The Wild、Wild West」で、99年にウィル・スミス主演で映画にもなっている。
声の出演はウェストに当初は吉岡浩一朗で、カラー版から野沢那智。ゴードンは大塚周夫が担当していた。