女三四郎/命を賭けます | お宝映画・番組私的見聞録

女三四郎/命を賭けます

特にネタもなく、佐藤允が出ていたドラマというだけで今回選んだのは「女三四郎」(70年)である。
タイトルから想像できると思うが、女柔道家が主人公のドラマで、その強き女を演じるのが江波杏子である。まあ見た目確かに強そうなイメージだが、柔道というよりはやはり小太刀とかドスとかの方が合っていると思う。ストーリーは父親の仇をうつため特訓を重ねる早乙女千秋とのことだが、父親役が水島道太郎で、他に岡田英次、中尾彬、長沢純、久松保夫、そして佐藤允という渋い役者が揃っている。いつもながら詳細は不明なので、誰が仇なのかはこのメンバーだとやはり佐藤允だろうか。役名が飛鳥弦之介というそれっぽい名前だし。
この出演陣だとどこの制作かわかづらいが、主演の江波杏子は当時の大映のスター女優ということで、やはり大映テレビの制作であった。予定通りか打ち切りか不明だが、本ドラマは1クール13回で終了している。何といっても東京12チャンネル土曜夜8時からの放送で、裏番組は「素浪人花山大吉」「柳生十兵衛」、そして「8時だよ、全員集合」である。当時の子供で「女三四郎」を見ていた人はなかなかいないのではないだろうか。
その翌週は71年の正月だったのだが、懲りずに大映テレビが放ったのは、やはり女柔道ものである「命を賭けます」であった。主演はやはり当時の大映のスター女優である安田道代(大楠道代)である。安田は講道館の娘で、その乗っ取りを企む柔術道場との対決を描いたドラマらしい。安田も気の強そうな雰囲気はあるが、江波よりは女っぽい気がする。他の出演者は高城丈二、成田三樹夫、美川陽一郎、今井健二、鳳啓助、京唄子など。明らかに成田や今井が悪役なのだろう。安田演じる静の必殺技が「紅吹雪」というらしい。最終回などサブタイトルにも三度「紅吹雪」の文字が登場している。
当然、これも1クールで終了。ところでこのドラマ、検索をかけてのヒット数の少ないこと。やはり見ていた人はあまりいなさそうである。
ちなみに、この翌週からは大映テレビではなく東宝の「ワン・ツウ・アタック」(主演・太田黒久美)がスタートしている。