ズバリ恋愛講座
間接的ではあるが、ハンサムタワー全員が出演している作品がもう一つあった。それが「ズバリ恋愛講座」(61年)である。間接的と書いたのは、本作が三話のオムニバス形式だからである。
第一話が「吝嗇」。これで「けちんぼ」と読む。主演は天知茂と小畠絹子。出演者全員が無表情で抑揚のない早口で喋るという演出がなされている。他に新東宝末期のスター松原録郎、星輝美。松原録郎は後に松原光二と改名し「特別機動捜査隊」などで活躍する。伊達正三郎、和田孝、御木本伸介などがチョイ役で顔を見せている。
第二話が「弱気」。菅原文太が眼鏡をかけ、気の弱い青年に扮している。パッと見は文太とは分からないかもしれない。恋人役が池内淳子で、その池内の田舎に文太が訪れたところ、政府の役人と間違えられて接待されるというお話。他に若杉嘉津子、三田泰子、林寛など。宇津井健が村の青年団員、大空真弓がバスガイド、沼田曜一が本物の役人というチョイ役で出演。杉江弘(当時・杉山弘太郎)やハンサムタワー高宮敬二も青年団の若者として一瞬顔をみせる。
第三話が「好色」。結婚詐欺師の沖竜次が、事故に見せかけ花嫁の万里昌代を殺害。次のターゲットに選んだのが三原葉子だったが、しかし沖は彼女に惚れてしまい、詐欺の仲間である魚住純子を殺害する。しかし、実は三原は浅見比呂志と組んで沖をだましていたのだったという話。吉田輝雄が本人役で出演、酔った三原に絡まれる。その三原はクラブで下着姿で踊りまくるが、その客の中に寺島達夫もいる(ようだ)。アラカンこと嵐寛寿郎も牧師の役で出演している。この「好色」は石井輝男が監督で、常連の吉田や三原が出演しているが、実質的な主役は沖竜次で、オムニバスの一編とはいえ沖の主役は珍しい。以前にも書いたが、沖は後に高須賀忍と改名しテレビの柔道物で人気を得た矢先、映画の撮影中に川に流されて非業の死を遂げている。
実はこの作品、大蔵貢社長退陣後の第1作で、役者陣はノーギャラで出演したという。しかし、その健闘むなしくこの4ヵ月後に新東宝は映画の制作を停止することになったのである。
第一話が「吝嗇」。これで「けちんぼ」と読む。主演は天知茂と小畠絹子。出演者全員が無表情で抑揚のない早口で喋るという演出がなされている。他に新東宝末期のスター松原録郎、星輝美。松原録郎は後に松原光二と改名し「特別機動捜査隊」などで活躍する。伊達正三郎、和田孝、御木本伸介などがチョイ役で顔を見せている。
第二話が「弱気」。菅原文太が眼鏡をかけ、気の弱い青年に扮している。パッと見は文太とは分からないかもしれない。恋人役が池内淳子で、その池内の田舎に文太が訪れたところ、政府の役人と間違えられて接待されるというお話。他に若杉嘉津子、三田泰子、林寛など。宇津井健が村の青年団員、大空真弓がバスガイド、沼田曜一が本物の役人というチョイ役で出演。杉江弘(当時・杉山弘太郎)やハンサムタワー高宮敬二も青年団の若者として一瞬顔をみせる。
第三話が「好色」。結婚詐欺師の沖竜次が、事故に見せかけ花嫁の万里昌代を殺害。次のターゲットに選んだのが三原葉子だったが、しかし沖は彼女に惚れてしまい、詐欺の仲間である魚住純子を殺害する。しかし、実は三原は浅見比呂志と組んで沖をだましていたのだったという話。吉田輝雄が本人役で出演、酔った三原に絡まれる。その三原はクラブで下着姿で踊りまくるが、その客の中に寺島達夫もいる(ようだ)。アラカンこと嵐寛寿郎も牧師の役で出演している。この「好色」は石井輝男が監督で、常連の吉田や三原が出演しているが、実質的な主役は沖竜次で、オムニバスの一編とはいえ沖の主役は珍しい。以前にも書いたが、沖は後に高須賀忍と改名しテレビの柔道物で人気を得た矢先、映画の撮影中に川に流されて非業の死を遂げている。
実はこの作品、大蔵貢社長退陣後の第1作で、役者陣はノーギャラで出演したという。しかし、その健闘むなしくこの4ヵ月後に新東宝は映画の制作を停止することになったのである。