事件記者(フジテレビ版)
前項でも話題にした「事件記者」(58年~66年)はNHKで八年に渡って放送された人気番組であったが、この番組がフジテレビに移籍して放映されたのをご存知であろうか。
NHKでの終了が決定したとき、各民放局は出演者や原作の島田一男を引き取って「事件記者」の放送を続けようと画策したという。その条件などを巡って出演者は2グループに分裂してしまい、NET(現テレビ朝日)組とフジテレビ組にわかれることになった。原作者の島田一男はフジテレビを選択したので、そのまま「事件記者」(66年)のタイトルで放映されている。NETの方は東映制作の「ある勇気の記録」という史実を元にしたドラマが放映された。
しかしメインキャストであった滝田裕介、永井智雄、近藤洋介、山田吾一、高城淳一、前田昌明、藤岡重慶、綾川香らはこぞってNET側に行ってしまったため、フジ側で目立つのは原保美と園井啓介くらいという状況であった。そこで新たな顔として松村達雄や天知茂を加わえている。しかし、フジテレビ版の「事件記者」で分かっているのはこれぐらいである。出演者で判明しているのも前述の4人だけである。しかし、旧レギュラー17人に新メンバーを加えてという記述があるので、大森義夫、外野村晋、伊藤正博、中原成男、守田比呂也、谷沢裕之、石井淳といった地味な旧メンバーがフジテレビ版に出演している可能性が高い。
しかしやはり番組の顔的メンバーがほとんど抜けてしまったせいか、わずか半年で幕を閉じている。ちなみにプロデューサーは吉永小百合の夫として名高い岡田太郎である。
NHKでの終了が決定したとき、各民放局は出演者や原作の島田一男を引き取って「事件記者」の放送を続けようと画策したという。その条件などを巡って出演者は2グループに分裂してしまい、NET(現テレビ朝日)組とフジテレビ組にわかれることになった。原作者の島田一男はフジテレビを選択したので、そのまま「事件記者」(66年)のタイトルで放映されている。NETの方は東映制作の「ある勇気の記録」という史実を元にしたドラマが放映された。
しかしメインキャストであった滝田裕介、永井智雄、近藤洋介、山田吾一、高城淳一、前田昌明、藤岡重慶、綾川香らはこぞってNET側に行ってしまったため、フジ側で目立つのは原保美と園井啓介くらいという状況であった。そこで新たな顔として松村達雄や天知茂を加わえている。しかし、フジテレビ版の「事件記者」で分かっているのはこれぐらいである。出演者で判明しているのも前述の4人だけである。しかし、旧レギュラー17人に新メンバーを加えてという記述があるので、大森義夫、外野村晋、伊藤正博、中原成男、守田比呂也、谷沢裕之、石井淳といった地味な旧メンバーがフジテレビ版に出演している可能性が高い。
しかしやはり番組の顔的メンバーがほとんど抜けてしまったせいか、わずか半年で幕を閉じている。ちなみにプロデューサーは吉永小百合の夫として名高い岡田太郎である。