ハンマー・キット その2
前項の続きである。詳細不明な作品「ハンマー・キット」(本項では62年扱い)だが、検索するとオークションに出されている2種類のポスターを見ることができる。片方はまあ、普通に映画のポスターで、「キット」というにはちょっと老けた浅見比呂志を中心に少年少女が一人づつ。その上部に小さく写っている黒い全身タイツの怪人が。その怪人(その名も「地球の支配者」)を演じるのが泉田洋志である。明石家さんまがやっていたブラックデビルを想像してもらえばよいと思う。この泉田という人は新東宝時代から役者として出演する傍ら擬闘を担当することが多かったという(ほとんどクレジットはされていない)。出演者は前項でも触れたとおり、浅見、泉田の他、小高まさる、鮎川浩、岬洋二など新東宝の役者が並んでいるが、女性でわかっているのは坂井すみ江だけである。60年代後半~70年代前半にかけて「アタック№1」の早川みどり、「デビルマン」の牧村美樹、「ドロロンえん魔くん」の雪子姫など声優として活躍していた人である(その後は女優として活躍)。当時は16か17歳くらいだったはずなので、浅見の横にいる少女は彼女だと思われる。それに加えて牧冬吉の名前がある。「隠密剣士」の遁兵衛で人気を得る直前くらいであろうか。ややこしいのが配給が新東宝興業となっていること。Wikiによると新東宝解散後に関西支社の有志により新会社が設立され、自主配給・興業を行なったとある。それが新東宝興業なのだが、作品はピンク映画がほとんどだったそうである。本作は子供向けなので、どうかなと思うのだがやっていないとも書いていない。
さて、もう一つのポスターだが、こちらは全部絵で描かれた怪しげなものである。原作の堀江卓が書いたとも思えない。①謎の指輪、②地球最後の日、③地底乗の決闘、④晴海埠頭の対決という4つのタイトルが並び「一挙上映」と書いてある。Web上にある4部作一挙上映というのは、このポスターから来ている説であろう。これは自分の推測だが、全編が90分の作品だとすれば、1話20数分の4つに分けて上映したのではないだろうか。なんとなく得した気分になるし。当時ならそれくらいやっても不思議ではない。つまり、こちらのポスターは上映した小屋(映画館)の方で作成したものなのではないかと思うのである。辻褄は合っていると思うのだがどうであろうか。
さて、もう一つのポスターだが、こちらは全部絵で描かれた怪しげなものである。原作の堀江卓が書いたとも思えない。①謎の指輪、②地球最後の日、③地底乗の決闘、④晴海埠頭の対決という4つのタイトルが並び「一挙上映」と書いてある。Web上にある4部作一挙上映というのは、このポスターから来ている説であろう。これは自分の推測だが、全編が90分の作品だとすれば、1話20数分の4つに分けて上映したのではないだろうか。なんとなく得した気分になるし。当時ならそれくらいやっても不思議ではない。つまり、こちらのポスターは上映した小屋(映画館)の方で作成したものなのではないかと思うのである。辻褄は合っていると思うのだがどうであろうか。