栄光の黒豹
目黒祐樹の復帰作は69年の松竹映画「太陽の野郎ども」である。兄の松方弘樹は目黒のいない間にスター街道を歩んでいた。目黒も本作では主役だったのだが、松方に比べ貫禄がないせいか、この後は準主役的なポジションが多くなる。目黒の代表作といえば、ここでも以前取り上げた「ルパン三世・念力珍作戦」を思い浮かべてしまう人も多いかもしれない。
「太陽の野郎ども」の次に目黒が出演したのが「栄光の黒豹」(69年)である。ここで目黒は早くも準主役になり、主演はこの年デビューした森田健作であった。この時期、松竹が最も力を入れていたのが森田なので、いた仕方ないのかもしれない。タイトルだけ聞くとアクションものっぽいが、そこは森田健作。青春スポーツものなのである。共演は生田悦子、尾崎奈々、奈美悦子、赤座美代子などで、ちなみに尾崎はミス十日町、奈美はミス長岡の役である。ベテラン勢では財津一郎、佐野周二、そして「おれは男だ」でも共演する笠智衆などが出演している。もう一人、注目なのは江夏夕子。後の目黒祐樹夫人である。近衛十四郎との親子共演が話題を呼んだ「いただき勘兵衛旅を行く」(73年)での共演がきっかけと言われるが、ここで早くも共演していたのであった。
兄・松方の方は仁科明子とは離婚してしまったが、目黒の方は夫婦円満そうである。もちろん実際どうかはしらないけれども。
「太陽の野郎ども」の次に目黒が出演したのが「栄光の黒豹」(69年)である。ここで目黒は早くも準主役になり、主演はこの年デビューした森田健作であった。この時期、松竹が最も力を入れていたのが森田なので、いた仕方ないのかもしれない。タイトルだけ聞くとアクションものっぽいが、そこは森田健作。青春スポーツものなのである。共演は生田悦子、尾崎奈々、奈美悦子、赤座美代子などで、ちなみに尾崎はミス十日町、奈美はミス長岡の役である。ベテラン勢では財津一郎、佐野周二、そして「おれは男だ」でも共演する笠智衆などが出演している。もう一人、注目なのは江夏夕子。後の目黒祐樹夫人である。近衛十四郎との親子共演が話題を呼んだ「いただき勘兵衛旅を行く」(73年)での共演がきっかけと言われるが、ここで早くも共演していたのであった。
兄・松方の方は仁科明子とは離婚してしまったが、目黒の方は夫婦円満そうである。もちろん実際どうかはしらないけれども。