アイウエオ
前項の上原ゆかり、木村功、そしてNHKとくると導きだされる番組がもう一つある。67年から69年にかけて放送された「アイウエオ」である。本作は明治100年記念番組として制作され、教育制度が確立過程を描いたお話である。主演は木村功と堀勝之祐、そして上原ゆかり、武岡淳一、織本順吉、中村雅子、渡辺康子、金井大、中井啓輔、内海賢二など。ナレーターは立川談志。
正直言って、まったく初耳の番組なので調べてみると、この番組を語っているサイト(ブログ)が1つだけ見つかったので、詳しくはそちらを読んだようがよい。それによると木村の息子役である堀勝之祐が実質的な主役だそうだ。今は声優として有名だが、個人的には時代劇の悪役という印象がある。といっても必殺シリーズで何度か見かけただけなのだが、特に「必殺必中仕事屋稼業」の最終回に大木実、島米八と三人で仕事屋を壊滅に追い込んでしまった悪党の役が印象深い。上原ゆかりは堀の嫁さんの少女時代とのこと。となると武岡淳一は堀の少年時代ということになるのだろうか。武岡は「飛び出せ青春」で優等生の役を演じていた役者で、当時なら12、3歳くらいのはずである。
しかし、この番組は元々1年の予定だったらしいのだが、延長され68話までいったところで、未完の状態で終了したとのこと。どこまで描く予定だったのかは不明だが、終了時点では明治27年の辺りだったという。おそらく予定の半分くらいだったのではないだろうか。最初に予定くらい立てるはずだが、細かく書きすぎたのだろうか。脚本は早坂暁で、名作といわれるドラマも結構書いている人だが、個人的にはあまり好きではない。その名を知ったのは中学生の時で、やはり必殺シリーズ(必殺からくり人)であった。当時から脚本家を気にしてドラマを見ていたのだが、それまでのシリーズとは異質であったこともあり良い印象がないのである。それでもこの「アイウエオ」の脚本はギャラクシー賞受賞対象作品になったそうである。未完であってもドラマとしては優秀だったのだろう。予定どおり最後までやるとしたら何年かかっていたのだろうか。
正直言って、まったく初耳の番組なので調べてみると、この番組を語っているサイト(ブログ)が1つだけ見つかったので、詳しくはそちらを読んだようがよい。それによると木村の息子役である堀勝之祐が実質的な主役だそうだ。今は声優として有名だが、個人的には時代劇の悪役という印象がある。といっても必殺シリーズで何度か見かけただけなのだが、特に「必殺必中仕事屋稼業」の最終回に大木実、島米八と三人で仕事屋を壊滅に追い込んでしまった悪党の役が印象深い。上原ゆかりは堀の嫁さんの少女時代とのこと。となると武岡淳一は堀の少年時代ということになるのだろうか。武岡は「飛び出せ青春」で優等生の役を演じていた役者で、当時なら12、3歳くらいのはずである。
しかし、この番組は元々1年の予定だったらしいのだが、延長され68話までいったところで、未完の状態で終了したとのこと。どこまで描く予定だったのかは不明だが、終了時点では明治27年の辺りだったという。おそらく予定の半分くらいだったのではないだろうか。最初に予定くらい立てるはずだが、細かく書きすぎたのだろうか。脚本は早坂暁で、名作といわれるドラマも結構書いている人だが、個人的にはあまり好きではない。その名を知ったのは中学生の時で、やはり必殺シリーズ(必殺からくり人)であった。当時から脚本家を気にしてドラマを見ていたのだが、それまでのシリーズとは異質であったこともあり良い印象がないのである。それでもこの「アイウエオ」の脚本はギャラクシー賞受賞対象作品になったそうである。未完であってもドラマとしては優秀だったのだろう。予定どおり最後までやるとしたら何年かかっていたのだろうか。