颱風とざくろ | お宝映画・番組私的見聞録

颱風とざくろ

現在CSで放送中で、注目のドラマといえばやはり「颱風とざくろ」(69年)であろう。台風ではなく颱風でなくてはならない。「さぼてんとマシュマロ」とか最近でいえば「ハチミツとクローバー」みたいな種類のタイトルつけかただが、これは「青い山脈」で有名な石坂洋次郎が原作で、ちゃんと深い意味もある(らしい)。監督の藤田繁矢は藤田敏八のことで、脚本は倉本聰、制作は日活というドラマである。で、ヒロインは日活の人気女優である松原智恵子だ。女子大生である彼女の前に現れたテニスのコーチが緒形拳だが、彼女は次第に緒形に惹かれていくのだが、彼は谷川岳で遭難死してしまう。

ここまでが第4話なのだが、テレビドラマデータベースなどでは第2話で緒形が死ぬことになっている。これは私も持っている「夕焼けTV番長」という本の解説を元にしていたからだが、ようするに間違っていたのである。確かめようがなかったので、緒形は2話までが通説になっていたが、今回の放送により真実が明らかにされた。で、その後を継いで登場するのが緒形の弟である石坂浩二だ。似ても似つかぬ兄弟だが、今後は松原と石坂の関係を軸に描かれていくのは素人でも想像できる。この兄弟の妹役が榊原るみだが、これが彼女のデビュー作になるらしい。松原の両親には河野秋武と坪内美詠子。河野秋武は最近このブログへの登場率が高い。弟役に(大映)付きの酒井修。勝新の子分的存在だったが、何故か日活ドラマに登場。他にも吉田日出子、加藤武、園井啓介、岡崎二朗などお馴染みの顔ぶれも多い。ちなみに石坂浩二という芸名は石坂洋次郎プラス鶴田浩二で考案したのは女優の大空真弓だそうだ。

全13話だが11話は欠番となるらしい。これは単に原版不良ということで深い意味はないという。まあ確かめようはないのだけれども。