青年の樹
大空真弓の元夫といえば勝呂誉だが、その勝呂のデビュー作となるのがテレビドラマ「青年の樹」(61年)である。石原慎太郎原作のこのドラマで主役に抜擢された勝呂はこの一作で人気者となった。この作品で共演したのがなんと大空真弓で、デビューしていきなり二人は出会っていたのである。ちなみに二人は同い年の21歳であった。そして前項で取り上げた寺島達夫もこのドラマに出演しており、他には森繁久弥、沢村貞子、馬渕晴子と中々豪華なキャストだったようだ。そして63年の「大学生諸君」というドラマでも二人は共演、そして68年の東芝日曜劇場「小指」というドラマには婚約直後に共演している。まあ共演を繰り返しての結婚というのは世間でいえば職場結婚ということだし、石原裕次郎と北原三枝とか三浦友和と山口百恵とか珍しいことではないが、この勝呂・大空コンビのことはあまりよく知らなかった。 我々世代が勝呂を知るのは「怪奇大作戦」(69年)という人が多いのではないだろうか。というか他に勝呂を見た記憶はほとんどない。映画の方も松竹に所属していた60年代に数本出ているが、それ以降はほとんど出ていないようだ。そういえば芸能人野球大会によく出ていたような記憶がある。昔はよくスペシャル番組としてよく放送していたと思うが何故か勝呂誉が印象に残っているのである。