レモンの天使・かけだし天使
吉沢京子でもう一つ印象深い番組といえば、個人的には「レモンの天使」(71年)なのである。日曜日の午前、朝食時に見ていたというより、テレビをつけていたら始まったという感じの番組なのである。恐らく本放送だったと思うのだが、わが故郷ではこの番組を日曜の午前中にやっていたと記憶している(関東では月曜の19時からだったようだ)。正直見ていたというよりは、吉沢が草原(お花畑だったかも)を走っているOPしか記憶にない。ただ看護婦だったよなあというのは漠然と覚えていた。なぜならナース服だったから。これだけでも吉沢が看護婦を目指す(あるいは新人看護婦)の青春ドラマだという見当がつく。他の出演者は「飛び出せ青春」の青木英美と松原麻里、「でっかい青春」の竜雷太、ゲストも梅田智子に皆川妙子と東宝の青春ドラマでお馴染みの面々が並んでいる。
書くことがなくなったのでもう一つ新人看護婦を主人公としたドラマをあげておこう。「かけだし天使」という68年のドラマで、舞台は整形外科でヒロインはなんと浜美枝。こちらは見たことがないのだが、浜は当時25歳でこの前年には「007は二度死ぬ」にボンドガールとして出演している。この時点で貫禄のある女優というイメージがあるので、あまり初々しくない新人看護婦だったのではないかと失礼なことを想像してしまう。ちなみに他に共演者は園井啓介、宮口精二などである。
どちらのタイトルにも共通するのは「天使」。今でもそうかもしれないが、当時は看護婦=天使というようなイメージが強かったのであろう。やはり看護師と言うよりも看護婦の方がピンとくると思う(もちろん女性の場合)。けっこうそういう人は多いのではないだろうか。