せっかちネエヤ | お宝映画・番組私的見聞録

せっかちネエヤ

富永一朗といえば、「お笑いマンガ道場」に出ていた漫画家として有名だが、その作品は?と問われてパッと答えられる人は少ないのではないだろうか。まあ「チンコロ姐ちゃん」あたりが代表作ということになるのだろうが、ドラマ化されたのは「せっかちネエヤ」(71年)である。タイトルは聞いたことがあるし、原作を見たことがあるような気もするのだが、単行本は66年に出たっきりのようだし(詳しくは調べていないが)、検索をかけても4件しか出てこないぐらいなので、おそらく見てはいないだろう。当然、ドラマの方も見たことはないのだが、主演は川口4兄弟の紅一点・川口晶で、他の出演者は雷門ケン坊、花沢徳衛、朝丘雪路などである。主題歌はヒットソング「ケメ子の唄」にあやかって出てきた松平ケメ子が歌っている。

川口兄弟といえば、浩以外は大麻事件で消えたイメージがあるが、逮捕されたのは恒と厚だけで、晶は事情聴取をされただけで、起訴猶予となっている。ちなみに晶の現在だが、国重晶という名で陶芸家として活動しているようだ。