アワモリ君シリーズ | お宝映画・番組私的見聞録

アワモリ君シリーズ

「アワモリ君」シリーズ(61年)は、坂本九、森山加代子、ジェリー藤尾のトリオを中心としたミュージカルコメディといった感じの映画で、「売出す」「乾杯!」「西へ行く」の三本が制作されている。監督は「無責任男」シリーズで知られる古澤憲吾で、原作は秋好馨のマンガである。秋好馨といえば、読売新聞に「轟先生」を戦後まもなくから72年頃まで何度かの休載をはさみながらも連載していたらしいが、一度も見た記憶がない。何故だろうとよく考えると、私は上京するまで読売新聞を見たことがなかったからであった。地方では、やはり全国紙よりもブロック紙、地方紙が強いのである。

話がそれたが、他の共演者は有島一郎、沢村貞子、高島忠夫、そして後のジェリーのカミさんとなる渡辺友子らがでている。ジェリーと友子は結構ドロドロな感じで離婚してしまったが、友子の暴露でジェリーは批判を浴び表舞台から消えたような感じになっている…らしい(そんな記事を見た)。しかし二人の娘はジェリー側についているそうだ。ちなみに森山直太朗の母親は森山良子であり、加代子ではない。混同しやすいので注意しよう。あまり見かけないがまだ現役である。