珍版太閤記 | お宝映画・番組私的見聞録

珍版太閤記

50年代60年代は、お笑い系の人が主役の映画やテレビドラマが結構多いのだが、主役というイメージはない東八郎が主演のドラマが「珍版太閤記」(60年)である。はっきり言ってどういう内容かは全く不明である。共演は音羽美子、柳家金語楼などで、一応時代劇のジャンルに入るらしい。東はトリオ漫才(トリオスカイライン)で人気を得たイメージがあるが、調べるとその結成は65年であった。自分が生まれる前からのトリオだと思っていたので少々意外であった。このドラマの時はピンの芸人だったということである。しかし実際お茶の間に認識されたのは、小島三児、原田健二とのトリオスカイラインからであろう。71年に解散後は東はコメディアンとして、小島は役者として順調であった。原田だけがテレビから消えてしまった感があるが、江口明、前田燐らと「ナンセンス」というグループで漫才を続けていたようだ。しかし、東は88年に52歳で急逝。小島も01年に62歳で亡くなっている。

そういえば「エイトマン」の主人公の名が東八郎なのは有名な話だが、マンガ・アニメは63年ということで東が売れる前に設定されたのだろう(おそらくだが)。関係ないがマンガの表記は「8マン」でアニメは「エイトマン」である。アニメはTBS(6チャンネル)で放映されたためである。