男組 少年刑務所
第1作の翌年、キャストをほぼ入れ替えて制作されたのが「男組 少年刑務所」(76年)である。今回の主演は舘ひろし、映画出演2作目にして主役で、五家宝連には村山一海、玉川雅巳、飯田和男、佐藤秀光、渡部和裕という面々。誰?と思う名前ばかりと思うが舘といえばクールス、つまりこの五人はクールスのメンバーである。舘+クールスは松田優作の「暴力教室」に引き続いての出演だが、まあほぼ素人集団の映画になっている。クールスってそんなに人気あったっけ?神竜には神有介、正直聞いたことがないが少なくとも80年代前半くらいまでは出演経歴があるようだ。涼子には武井みどり、現在の竹井みどりである。しかし武井名義はこの作品くらいしかないようで、改名したのか誤植だったのかよくわからない(そんなことはないと思うが)。もうひとりのヒロインが大関優子で、この人は当時たまたまテレビで見かけて奇麗な人だなあと思った記憶がある。後に佳那晃子と名前を変え大活躍することになる。以上のように主要キャスト総入れ替えと思いきや、何故か神竜組の四天王(日の下金太郎、光本大介、大谷朗、横山繁)だけはそのままである。
しかし1作目はれなりに良かったと思うが、なんでクールスの映画にしちゃったんだろうか。と思う今日このごろである。