剣道一本
今回はスポ根ものである。大映テレビのスター候補生、当時二十歳だった三浦友和の初主演作が「剣道一本」(72年)である。タイトルからして、この年に放送を終了していた「柔道一直線」の剣道版といった感じの作品である。実際「柔道」における吉沢京子のポジションが中田喜子、高松英郎のポジションが中谷一郎といったぐあいである。オープニングの壁を突き破る所とかも一緒である。他の出演者が「新・三匹の侍」の高森玄、当時の青春ドラマでキャプテン役の多かった(印象の)亀谷雅彦、生徒役の常連であった沢田勝美などである。しかし以前「クラスメー トー高校生ブルースー」の項でも書いたが、沢田の名前はない。で今回一致したのが鷹市太郎という名だ。この頃は鷹市太郎名義で活動していたようだ。それにしても勝新太郎の息子(鴈龍太郎)のような名前だ。ちなみに沢田は後に「三浦友和と仲間たち」のメンバーとなる。この番組の挿入歌「剣道仲間」の作詞補に鷹市太郎の名がクレジットされている。さて、この番組を契機に友和はスターへの道を駆け上ったかというと、そうはいかなかった。低視聴率のため13回で打ち切りとなったのである。ちなみに裏番組は「ワイルド7」であった。その隊長役は「ザ・ガードマン」の川津祐介で、「シークレット部隊」の見習い隊員(友和)ではガードマンにはかなわなかったようだ。