東京コンバット | お宝映画・番組私的見聞録

東京コンバット

全く見たことはないが、一度見てみたい番組というのは、それはもう沢山存在する。この「東京コンバット」もそんな番組のひとつである。68年から69年にかけて、38回も放映されている割にはまず話題になることも取り上げられることもない幻の番組といえるだろう。要するに警視庁の特殊犯罪捜査班の五人が特殊車両である「コンバット・カー」を駆使して犯罪捜査にあたるといったような内容らしい。よく撃ちまくったらしいのでなんか「西部警察」のイメージに近いのか?出演はリーダーの三村警部に三橋達也で実際に射撃の腕はプロ並みらしい。後の4人はみんな警部補で佐藤允(江藤)、山口崇(宅)、前田吟(桜井)、山下洵一郎(木津川)といったメンバーである。先ごろ亡くなった三橋と「独立愚連隊」の佐藤はすでに東宝のスターだったし、山口と前田はこの後お茶の間に浸透していく。山下は「秘密指令883」とか「プロフェッショナル」とかこの頃は本当に正義役が多かったようだ。70年代にはほとんど悪役だったし。しかし山口の役名の「宅」であるが、どうしても宅八郎を思い出す。どうでもいいことだが。とにかく一度CSで放送してもらえないかなと思う。もちろん映像が現存していればであるけれども。