はぐれ刑事
はぐれ刑事といっても、終了が決定した藤田まことの「~純情派」ではない。平幹ニ朗と沖雅也主演の75年放送のドラマである。ちなみに現在CSでの放送で初めて見てる人はネタバレになるので要注意。乱射事件が発生し、風間刑事(平)も撃たれてしまうが、この時犯人(橋本功)と同時に影山(沖)ら三人の刑事も同時に発砲していた。風間の友人の医師新藤(田中邦衛)から体内の弾が犯人のとは違うと聞き、影山のだと直感した風間は弾の摘出を拒否する。しかしその弾は体内で移動しはじめ彼の生命を危うくするというのが大まかなあらすじだ。13回ということもあり、ある意味連続ドラマであるといえる構成になっている。最終回、風間は摘出手術に成功し助かるのだが、影山は事件に遭った若い女性を落ち着かせようとしたところ、錯乱していた女は彼の懐の銃で影山を撃ち、影山はあっけなく死んでしまうという衝撃的なラストであった。他の出演者は滝川課長に小沢栄太郎、滝川の年の離れた妻に浅茅陽子。同僚刑事は四谷(山本清)、大村(伊東辰夫)、矢野(阿部希郎)、坂田(望月太郎)などである。望月は「非情のライセンス」では唯一の若手刑事・南を演じていた。新藤病院の若手医師大辻に火野正平、看護婦美智子に夏純子といった面々である。田中邦衛と火野正平は「長崎犯科長」でもコンビであった。番組はそうでもなかったが、主題歌の「陽かげりの街」(ペドロ&カプリシャス)は大ヒットとなった。忘れられた番組の一つだが、なかなかの名作であると思う。ところで平幹二朗といえば、佐久間良子と結婚はしていたが実はホモであったと言われている。沖雅也も養父の日景忠男が明らかにホモだったし、ある意味息のあったコンビだったのかもしれない。