緊急指令10-4・10-10 | お宝映画・番組私的見聞録

緊急指令10-4・10-10

円谷プロでもマイナーな作品というのは結構ある。まあこれもタイトルからしてマイナーモード満載な作品だ。10-4は無線用語で「了解」、10-10は「通信終わり」というような意味である。つまりアマチュア無線が話の軸ななっているという、携帯電話全盛の現在ではまず成立しない番組である。主役は電波特捜隊の面々、そのリーダーが先にも書いた「忍者部隊月光」こと水木襄である。他には水木同様に東映ニューフェース出身の「キカイダー01」こと池田駿介、当時アクション女優といえばこの人「レッドバロン」「スーパーガール」の牧れい、そして特捜隊の顧問毛利教授には「時には娼婦のように」の黒沢年男といったメンバーであった。あとやはり五郎というガキの隊員がいて、後半から役者が替わった。普通の少年が小太り少年になり、しかも演技のヘタなこと。どういう基準で選んだのか謎である。さて内容は怪獣もあれば宇宙人もあり、謎の生物から何も出ない回までバラエティに富んでいる。中でも印象深いのはやはり17話の巨大ネズミと18話の巨大ナメクジである。17話では牧れいの目の前で友人の女性(「飛び出せ青春」の女生徒役であった相原ふさ子)が地中に引きずりこまれ、結局白骨死体で発見される。18話では幼い少女が行方不明になり、連れて行った知り合いの男(東野英心)が当然疑われる。そんな時に現れた巨大ナメクジ、何故かナメクジの前に立ちはだかり倒そうと頑張る英心。つまり少女はナメクジに食われてしまっていたのたった。この手の番組では子供というものは都合よく助かるようになっているものだが、それだけに衝撃的であった。そうかと思えば、最終回は不良少女を更正させる話だったりするのだから、指針のわからん番組であった。