狼・無頼控 | お宝映画・番組私的見聞録

狼・無頼控

子供の頃、時代劇が好きであった。小学校の低学年で「必殺仕置人」を目にして面白いと思ってしまったのである。好きといっても最初が必殺だったので、特に70年代に多いアウトロー的なものしか受け付けない。「水戸黄門」とか「遠山の金さん」のような正統派や、「大江戸捜査網」や「桃太郎侍」のような斬って斬って斬りまくるようなのは嫌いである。いろいろ放送コードも厳しくなり、内容もソフトになりがちで現在やっている番組も「ぬるい」という感じがしてしまう。というわけで、かなりマイナーな部類に入るであろう「狼・無頼控」である。簡単に説明すると「狼」と言われる六人のプロフェショナルが大目付の依頼で悪を斬るというものである。出演者は「飛び出せ青春」の村野武範、「独立愚連隊」の佐藤允、紅一点「しびれくらげ」の渥美マリ、高広・正和の弟田村亮(もちろんロンドンブーツではない)、やかんの父なべおさみ、「三匹の侍」の長門勇、そして元締ではなく大目付が「必殺」でも元締の山村聰と豪華な布陣であった。とは言っても主役の村野と紅一点の渥美のことを私は思い出せなかった。一番目立つポジションだったのだが、それだけ他のメンバーが強力だったのである。とくに田村亮の花札を飛ばして相手の喉を裂くといったほとんど必殺ばりの技が印象に残っていた。村野と佐藤は刀、なべは火薬、長門は他の番組のような槍ではなく拳法を使い、渥美は短砲をぶっぱなしていた。渥美マリは70年前後の「くらげ」シリーズや「いそぎんちゃく」などエロティックな映画の主役だった人だが、この番組では脱ぐようなことはせず(拒否したらしい)、17話にて殉職し、代わりに登場するのが夏純子であった。この番組もこの前CSで30年ぶりくらいに見た。再放送もほとんどされなかったマイナー番組の割にはDVDが発売されていたりする。個人的には好きなので嬉しいことである。買わないけれども。