新幹線大爆破 | お宝映画・番組私的見聞録

新幹線大爆破

何度も見ているが、やはり面白い作品である。見所はなんといっても、宇津井健をはじめ東映映画には、珍しい顔ぶれが大挙してでているところであろう。主演の高倉健や千葉真一はバリバリの東映人だが、前述の宇津井(新東宝→大映)や山本圭(松竹?)や竜雷太(東宝)など、東映映画ではあまりお目にかかれない。東映の役者というのは、古くは片岡千恵蔵から松方弘樹、梅宮辰夫、今回の高倉健と正義役でもどこか悪人顔というかやくざ顔である。スーパージャイアンツであり、ザ・ガードマンである宇津井がいかに正義顔であるかがよくわかる映画だといえる。それにしても犯人グループの一人である織田あきらは当時は主役級の活躍をしていたのに、80年代に入るとプッツリと消えてしまった感がある。どこへいったのやら。