仕事に判断はついてまわる。中でも難しいのは前例がないとき、自分がその分野に通じていないとき、複雑な事情が絡み合っているとき。僕らのようなベンチャー企業では、そんな場面は毎日のように出くわす。そういうときに頼れるものは自分の経験、ではない。そんな時は、1.事実2.原理原則3.直感の3点に基づき判断するしかない。
1.事実ベースで判断する
事実ベースでの判断とは、数字、事実、現象、現物、現場、そういったものを明確にした上で判断すること。
僕らはとかく事実ではなく思い込みや解釈でもって判断しようとしてしまう。自分の経験に照らし合わせ、「こういう場合はこうしよう」などと深く掘り下げることもなく判断しようとしてしまう。しかし、そういった経験に基づいた判断は危険を伴う。何せ、僕らの経験なんてのは、この世の中で起きていることのほんの一部分でしかないからだ。
凄く単純化すると、「管理職の意識を変革したいと思ってるんです」と言われた時に、「それだったらこういったサービスはどうですか?」と売り込みに走るか、「具体的にどんなことが起きていて、どんな問題意識持っているのか?」と現象(事実)を聞いた上で解決策を提案するか、で提供できるソリューションの価値は明確に異なってくる。
2.原理原則で判断する
特に前例がなかったり、自分自身がその分野に長けていなかったりするときは何をもって判断すればいいかが揺るぎがちだ。そういうときは原理原則で判断することが重要だ。原理原則で判断するとは、「そもそもの目的」に立ち返った上で「人として何が正しいか?」を判断することであり、こうやって判断している限りよほどのことがないかぎり判断を誤ることはない。(判断が誤らないということと、成果が常に出るということは別問題だが)
特に重要なのは原理原則で判断する、ということが徹底されていれば判断がぶれることがない、ということ。リーダーやマネジメントなどの意思決定をする人材の判断の軸は「ぶれない」「ずれない」「にげない」が重要だ。このスタンスを貫くためにも、原理原則でもって判断することがもとめられる。
3.直感に基づき判断する
事実も洗い出した。原理原則でも考えた。それでも何が最適かが分からない場合、頼れるのは直感しかない。「本当に自分はこの判断で後悔しないか?」を自問自答した上で、自分の信じる道を選択する。重要なのは納得感だ。「自分が信じて選んだんだから後悔しない」この気持ちがあれば必ず人は成果を出すことができる。
