そこには熱も、
時間もない素粒子達が、
必然だとか偶然という名の、
何かしらのパワーで結び付き、
その集合体として、
僕は生きている。
気が遠くなるほど0が続く。
連綿と永遠に続く、0の羅列。
その中に、
突如波立つように現れた、
イレギュラーな数値の羅列。
その波こそが、
僕であり、
彼であり、
彼女であり、
意識であり、
生命であり、
宇宙であったりする。
それはエントロピーの増大と、
自己組織化という、
二つの絶対的であり且つ矛盾する法則とともにこの世に現れる。
やがて波が収まり、
再び0へ向かうまで、
そのイレギュラーな営みは動きを止めることはない。
生きる力。
一つ一つがその内なる力に突き動かされ、
生きている。
ともすると、
この内なる光をかつては神と呼び、悪魔と呼び、奇跡と呼んだのかもしれない。
ともあれ、
僕らはいつなんどきだって死ぬことが出来る。
それがミクロな世界では、常態ですらあるのだから。
感謝するかどうかは別の問題。
いや、正しくは、大きくは自分次第だ、と。