行ってきました。
色々な思い巡りながら見てました。
やっぱ長唄はいいなぁ、に行き着くんですけど。

ある演目でタテ三味線の糸巻がかえっちゃったんですね。
最初のうちのタテの独り弾き、タテ唄のみのとこですよ。
『あっ』と思った時にはタテ三味線は目にもとまらぬ早業で?もう三味線を置いて糸を上げなおしてて、ワキ三味線が置いてた三味線を即効で構えて続きを弾き出しました。

超一瞬のことでした。
しばらくしてキリのいいところで、タテ三味線に返し、ワキはまた三味線を置き、曲は粛々と進んでいきました。
タテも全然焦ってなどいず、落ち着いて調子を合わせてから戻り・・・

感動しましたよ…
ある意味トラブルの最中なんですが、お二人とても美しかったです。
特にワキがめちゃくちゃかっこよく光輝いて見えました。

自分もいつそうなるか分からないもんなあ。
焦りは禁物、どんな事にも対処できるようにしてれば焦る必要は全然ないんだなあと思ったことです。


松永では鶴亀を出してました。
家元~~ いつの間に眉毛までシルバーに?!笑
ロマンスグレーになっても元気いっぱいの家元なんですが、飲みの席でのご陽気な時“手が痛いだよ”とか“昔はもっと手がまわったんだぞ!笑”って言ってるのを聞くと、ずーっとずーっと舞台で活躍してて欲しいと願わなくても願ってしまいます。
やっぱり家元元気なのが嬉しいし、流派の活気に繋がるし。
端唄の家元が亡くなったら、もう目が当てられなくなっちゃったからね…
そんな悲しい思いはこりごりなのです。

会場の入り口で家元の奥様に会う。
うっは~~~ もう今日もまた一段と綺麗ですねん…ラブラブ
えんじ色のお着物に金系の帯がまぁ華やかでよく似合ってました。
私の奥様じゃないんだけどー… なんか嬉しくなっちゃってー… 自慢の奥様だわぁ~~~ラブラブ

終わってそっこー会場を後にす。