蝶を見る。
花を見る。
成功した人を見る。
変わった人を見る。
私達は、
変わった後を見るのが好きだ。
結果は分かりやすい。
目に見える。
比べやすい。
だからつい、
そこへ目が向く。
でも、
本当に面白いのは、
変わる途中なのかもしれない。
卵から幼虫。
幼虫から蛹。
蛹から羽化。
種から発芽。
発芽から双葉。
双葉から本葉。
私達は、
蝶を見る。
花を見る。
でも、
卵の中で何が起きていたのか。
土の中で何が起きていたのか。
その途中を知らない。
知らないまま、
結果だけを見る。
人生も同じかもしれない。
変わりたい。
成長したい。
前へ進みたい。
そう思っていても、
すぐには変化を感じられない。
昨日と同じ。
今日も同じ。
何も変わっていない気がする。
そんな日もある。
でも、
発芽は土の中で始まる。
羽化も見えない場所で進む。
変化は、
派手ではない。
静かだ。
ゆっくりだ。
だから気付きにくい。
結果だけ見ていると、
変化していないように見える。
でも、
途中を見れば違う。
少し考え方が変わった。
少し見方が変わった。
少し受け取り方が変わった。
それも立派な変化だ。
変化は、
ある日突然起きる訳ではない。
途中の積み重ねが、
後から結果として見えるだけなのかもしれない。
だから、
結果だけで判断しなくていい。
今の自分を否定しなくていい。
今はまだ、
変わる途中なのかもしれない。
人生は、
変わった後より、
変わる途中の方が長いのだから。




