朝、出社したら会社前に堂々とスクーターが止めてあった。
え?誰の? このままだと会社開けるのに邪魔なんだけどなぁ。
しかたない。バリケード置いておくか。
隣に住む大家さんを見かけたので声をかけてみた。
「あー、それうちの母ちゃんのだな。」
むむむ、大家さんのか。強く言えないじゃん。
あとでその大家の奥さんが謝ってきた。
「ごめんね、医者行くのに診察券出してからまたすぐ行きたいもんだから置かせてもらったのよ。」
あー、そうですか。いや、大家さんのって判ればいいんですよ。
「また止めていい?」
え?
「また止めていい?」
あ、はい。うーん、はい。
まだ止めるか??????
図々しくね?
この大家さんの奥さんいつもそんな感じだったことを思い出した。
「ちょっと、これコピーしてくんない?20部ほど。」
20部もっ!!!!
はい、わかりました。あ、コピー代?いいですよ。
大家さん、昔ながらの商売をやってる店で切手も売ってる。
「昨日、泥棒が入ったみたいでね。切手が盗まれちゃったみたいなの。Tetsuさん、盗んでないよね?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
盗まねぇよ!!!!!!!!!!!!!