先月亡くなったお父さんがここにいますの話 | 走る不動産屋の2代目日記 season4

走る不動産屋の2代目日記 season4

不動産屋の日常を書いています。そして、走ります。愚痴ります。 
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ある日、数年前にアパートに入居したAさんの奥様が来店された。

会うのは入居以来だった。
「実は主人が亡くなったんです。」

「そうでしたか。それはご愁傷様でした。」

ここまではよくある話。

「ちょうど、ホワイトデーだったのでよく覚えてるんですけどね。13時14分に、すーっと息を引き取ったんです。
今日までごはんあげたり、足をさすってあげてたんですけどね、全然しゃべらないし、もう1か月も面倒見たしそろそろいいかなと思いまして。どこか火葬場を紹介してもらえないでしょうか。」

ふーーーーーーん、え?今日は4月中旬ですけど? え??????

あ、これ事件だ。警察に電話しよう。

「もしもし、ちょっと様子がおかしい奥様がいるんですけど、来てもらえないでしょうか?」

はっきりした物言い、そして痴呆ではない記憶力、でもおかしい。
だって、遺体と1か月も一緒に生活していたんだから。

警察と鑑識がぞろぞろと到着、僕は大家さんと連帯保証人であるAさんのお兄さんに連絡して来てもらった。

本当に1か月経過した遺体があったそうです。僕は部屋には入りませんでしたが、それなりだったようです。

不動産会社はここからが大変です。

ご近所への事情説明。(警察がこれだけ来てるんだから尋常ではない)
それから連帯保証人さんへ借主の退去依頼と奥様の引き取りを依頼。(このまま一人で住んでもらうわけにはいかない)
特殊清掃の手配(これが一番の肝) なかなかレアな業種なので探すのが大変。

普通なら遺体の保護致死遺棄、になるようですが、今回は不問だったみたいです。だって・・・・ねぇ。


一人暮らしでなくても孤独死は十分あり得る!!ってことです。