ないはずの建物がある! | 走る不動産屋の2代目日記 season4

走る不動産屋の2代目日記 season4

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一昨年、土地を買ってくださったお客様から困った!と電話がありました。

「家を建てようかと思ったら以前建ってた建物の滅失登記がされてないって言われちゃったんですけど。」

え?

閉鎖謄本まで確認したんですけどね。売買仲介にかかわった当時の担当だった会長にヒアリング。

売主さんは亡くなったお父さんの土地を売却依頼。
うちの会社で依頼された時には既に更地の状態だったけど、会長が念のため、同じ地番で登記簿謄本をとってみたところ、該当なし。

売主さんも解体した時に滅失登記やったはずです、と再度、確認がとれた。

では、なぜ?

買主さんに滅失が済んでない事実を話した司法書士に電話で確認し、謄本のFAXを送ってもらった。

まさに、びっくりです!
建物が滅失されていませんでした。しかも、家屋番号が全く地番とかけ離れた番号でした。

これ、気づけないですよね?どうやって調べるんだろう?

売主さんの滅失完了の話を頭から信じてしまったのがいけなかったんですかね。

地番が2,000番台で、家屋番号が100番台なんて初めてです。

枝番号が200-1-1のように分かれることはあっても、さすがに業界が長い会長もびっくりしてました。

滅失されていなかった建物は売主さんのお父さんの名義になっていました。

しかも、他にも1棟、借地時代に建てられた他人の建物の登記も残ったままでした。

売主さんもびっくりしてました。

うちの会社はPCのオンラインで登記簿謄本が取得できます。
でも、今回のケースがあるようでは、都度ごとに法務局に出むいて
「この地番の上に建物登記があるかどうかを教えてください」
って聞かなきゃならないですよね。



急いで滅失登記の準備にかかります。
でないと、新しい建築物の表示登記ができないですからね。

ふぅ、勉強になるな。


ちょっとヒヤッとした話でした。