癖ってのはなかなか抜けないもので、僕は新聞の慶弔欄を必ずチェックします。
金融機関にいた時は、自分の担当地域のお客様が亡くなられていないかとうか、もし亡くなられていたら口座に死亡設定をしなくてはいけません。
なので、今でもついつい癖で見てしまいます。
ここ数年、すごく親切な大家さんMさんが会社に来ては「Tetsuさん、生きてりゃあんたにも必ず良いことがあるから、なぁ。」とツーッと涙を流されます。
そのMさんが先日、電話してきました。
「Tetsuさん、○○町の美容室知ってるか?」
「あ、えーっと、豆腐屋さんの西隣ですか?そこなら、うちの管理物件ですよ。」
「そう、西側の。ああ、あんた知ってるのか。あそこの大家さん亡くなったんだってな。それを伝えようと思ってな。」
「え!?・・・・本当ですか?いつですか?」
「去年の11月だったかなぁ。」
え??本当?? だって、家賃だって普通に送金できてたし、ご家族からも全然、連絡ないんだけど?????
「亡くなったのって長田さん(ながたさん)ですよね?」
「え?おさださんだよ。あの美容室のさ。」
「ああ、あの方ですね、ながたさんっておっしゃるんですよ。」
「へ??・・・・・・・・・・屋号変わったのかなぁ・・・・・・・・・。」
屋号??? なんか、おかしいな、話が。大家さんであるながたさんが貸してる店舗はそんな名前じゃないし、第一、ながたさんの経営じゃないからな。
「Mさん、ちょっと待ってください。地図で確認してもいいです?」
地図を開いてビックリした。
あるのだ。おさだ美容室という店が!!!!
豆腐屋さんの西といっても100mくらい先にね!!!
うちの管理してる美容室の店舗は豆腐屋さんの隣りなの!!
「Mさん、そこのおさだ美容室はうちの管理物件じゃないですよ。」
「知ってるよ。いや、あんたのために知らせておいたほうがいいと思ってさ。」
「え、別に・・・・。そうですか・・・・ありがとうございました。ご親切に・・・・・・・・・。」
今、接客中なんですけど・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・その情報、俺必要!? しかも、11月の事を今言われてもねぇ。
分析するとこうです。↓
「町内会の回覧板で、「おさださん」の逝去が載っていた。不動産屋ならそういう情報で動くんじゃねえの?だったら、俺が知らせてやらんとな! もしかしたら売却になるかもしれんしな。よし、ここはひとつ、Tetsuさんに電話で知らせてやろうか。きっと、有り難がられるに違いないわーい!」
という考えで電話くれたんでしょうね。
いや、さすがにその情報があったとしても
「こんにちは、この度は誠にご愁傷さまでございました。私、Tertsu不動産と申します、はい。ニコッ。この土地家屋はどうなさるおつもりで? 売却されるのでしたら是非、弊社にご相談ください!」
なんて、傷口に塩を塗りこむような事はしませんけどねっ!!!
いらんでしょ!?その情報。何、じゃあMさんは毎回訃報があったらわざわざ電話くれるっての??
いらーーーーーーーーーーーんって!!!
大きなお世話じゃ!
その前にすごい面倒くさいです。
きっとMさん、面倒見がよくって良い人なんだろうなぁ。
僕は大丈夫ですからね。そういうのいりません・・・・。