ある土地の売買の決済が今日の昼にあるんですけど、朝一に売主から電話がかかってきました。
「あのさぁ、仲介手数料安くならない?前に聞いてたのと違うんだけど」![]()
そんな事ないです。![]()
8月に見積もりを渡したときにちゃんと仲介手数料を記載してあります。
厄介なのはこの土地が800万円以下の土地であるということ。
800万円の仲介手数料は通常の速算法で計算すると
¥8,000,000×3%+¥60,000=¥300,000 なんです。
で、もっと安い土地も最低限度として一律で¥300,000まで受領することができるようになりました。![]()
でないと、手間がかかってもかからなくても、その土地価格が安いだけで仲介手数料が低かったら、不動産が流通しなくなるからです。
つまり、安い土地の仲介を不動産業者が引き受けなくなってしまうんです。
で、今回の売買価格は
¥5,000,000
なので、最低限の¥300,000と消費税をもらうことになるんです。
それなのに、それを値引きしろ
と当日の朝、言われました。![]()
既に仲介手数料の領収証は作成済だし、今さらそんなことを言われても?とちょっと反論しそうになりました。
だって、この土地を決済にこぎつけるまでにどれだけの苦労をしたことか・・・。![]()
買主の希望価格と売主の売却価格を調整したり、重要事項説明書の作成、調査、売買契約書の作成、特に調査が大変でした。
地目が畑なので、雑種地に地目変更しないといけなかったり、建築基準法の道路に接していないから建築計画課、道路管理課へ片道1時間かけて出向いて調査したり、本当に大変だったんです。
売主さんはいいですよね。ただ、契約書が出来上がるのを待ってるだけでいいんですから。![]()
こっちの苦労も知らずに最低限の仲介手数料を値引きしろ、なんて信頼関係なんてありもしない。
ああ、やっぱり・・・来年考えよう。














